東京証券取引所は、
宮原幸一郎社長らが
記者会見し
システムトラブルの
影響で1
日終日にわたって
停止した
株式の
売買について、「
深くおわびします」と
陳謝したうえで「あすは
通常の
売買が
できるよう
準備を
進める」と
述べました。
東京証券取引所では1
日朝、
株価などの
情報を
配信する
システムに
トラブルが
発生し、
正午前に
終日、すべての
銘柄の
取り引きを
停止すると
発表しました。
これを受けて午後4時半から宮原幸一郎社長らが記者会見し、「終日、売買を停止し、多くの市場参加者、投資家の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわびします」と述べ、陳謝しました。
そのうえで宮原社長は「あすは通常の売買ができるよう準備を進める」と述べ、あすからの売買再開に向けて全力をあげる考えを強調しました。
さらにシステムのトラブルが発生した経緯について宮原社長は、「けさ午前7時4分に売買システムの装置の故障が発生したことにともない相場情報配信業務や売買監視業務に異常が発生した。これにより相場情報が正確に配信できなくなった」と述べました。
さらに「システム再起動を行った場合は投資家や市場参加者に混乱が生じることが想定された。内外の市場参加者とも協議したところきょう再開した場合は顧客対応や円滑な売買の実施は難しいという要請もあり、終日、売買停止をすることとした」と述べました。
また宮原社長はシステムのトラブルが起きたことについて「市場を預かる者として責任を痛感している。原因の徹底的な究明を行い再発防止策の万全を期す。そのうえで経営責任の明確化を果たしていきたい」と述べました。