冬の
訪れを
前に、
札幌市で
路面電車の
線路を
除雪する「ササラ
電車」の
運行に
向けた
準備作業が
行われました。
「ササラ電車」は、長さ30センチほどの竹を束ねたササラと呼ばれるブラシを回転させて線路を走る除雪専用の車両で、大正14年から運行が続く札幌の冬の風物詩です。
ことしも雪が降り始めるのを前に、札幌市中央区の車両基地で除雪車にササラを取り付ける作業が行われました。
作業にあたった運転士たちは車両の前方にササラを取り付けると、早速、試運転をして正常に回転するか確認していました。
運転士の橋田良介さんは「市民の皆さんに安心して路面電車に乗ってもらうためにもしっかりと除雪を行いたい」と話していました。
「ササラ電車」は札幌市内に雪が降り積もる来月中旬ごろから来年3月ごろまで運行するということです。