日本新聞: 料理デリバリー「出前館」コロナで増収も投資かさみ最終赤字

料理りょうりデリバリー「出前でまえ館かん」コロナで増収ぞうしゅうも投資とうしかさみ最終さいしゅう赤字あかじ

Oct 15, 2020 22:10

Furigana

新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうで料理りょうりのデリバリーサービスを利用りようする人ひとが増ふえるなか、デリバリー大手おおての「出前でまえ館かん」は、1年間ねんかんの決算けっさんで売り上うりあげは大幅おおはばに伸のびたものの、ライバル企業きぎょうとの競争きょうそうに対応たいおうする投資とうしがかさみ、最終さいしゅう赤字あかじとなりました。大阪おおさか市しに本社ほんしゃがある「出前でまえ館かん」は、ことし8月つきまでの1年間ねんかんの決算けっさんを発表はっぴょうしました。

それによりますと新型しんがたコロナの影響えいきょうで外食がいしょくを控ひかえ、料理りょうりのデリバリーサービスを利用りようする人ひとが増ふえたため、利用りよう者しゃ数すうが前まえの年としより31％増ふえて、およそ392万まん人にんとなり、売り上うりあげは54％増ふえて103億おく円えん余あまりとなりました。

一方いっぽう、この分野ぶんやではアメリカ発はつのウーバーイーツや、中国ちゅうごくの滴滴てきてきなどが相次あいついで参入さんにゅうし、競争きょうそうが激化げきかしています。

出前でまえ館かんでは、競争きょうそうに打ち勝うちかつために配送はいそう拠点きょてんを増ふやしたり、LINEとの業務ぎょうむ提携ていけいでシステム投資とうしが増加ぞうかしたりしたこと、さらに、他社たしゃとの差別さべつ化かをはかるため、広告こうこくを積極せっきょく的てきに展開てんかいしたことなどから収益しゅうえきを圧迫あっぱくし、最終さいしゅう的てきな損益そんえきは41億おく1000万まん円えん余あまりの赤字あかじとなりました。最終さいしゅう赤字あかじは2期き連続れんぞくとなります。