ことし
8月から
先月にかけて
北日本に
相次いで
上陸した
4つの
台風による
被害について、
政府は
7日の
閣議で、
農業関連や
土木施設の
被害に
加えて、
新たに
北海道と
東北の
沿岸の
養殖施設の
被害についても「
激甚災害」に
指定し、
復旧にかかる
費用を
国が
補助することを
決めました。
内閣府によりますと、ことし
8月から
先月上旬にかけて
北日本に
相次いで
上陸した
台風7号や
10号など
4つの
台風では、
北海道や
東北を
中心に
大雨による
川の
氾濫や、
暴風、
高波などによって
大きな
被害が
出ていて、
政府はこれまでに
土木施設と
農業関連の
被害について「
激甚災害」に
指定しています。
内閣府のその後の調査で、北海道と宮城県、岩手県では、沿岸のホタテとカキ、昆布、ホヤ、わかめの5つの品種の養殖施設の被害額が、北海道でおよそ8億5000万円、宮城県でおよそ2億2000万円に上り、岩手県でも調査が終わっていないものの、相当な額に上る見通しで、被害の総額は激甚災害の指定の基準額を超えるということです。
このため、政府は7日の閣議で、北海道や岩手県、宮城県の沿岸の養殖施設の被害についても新たに「激甚災害」に指定し、復旧にかかる費用の90%を国が補助することを決めました。「激甚災害」に指定する政令は、今月13日に施行される予定です。