天皇てんのう陛下へいか タヌキの生態せいたい論文ろんぶんにまとめられる

Easy Japanese news
Oct 8, 2016 03:10
Furigana
Journal japonais
天皇てんのう陛下へいかは、皇居こうきょもり生息せいそくするタヌキの生態せいたいについて、年間ねんかんにわたって研究けんきゅうした成果せいか論文ろんぶんにまとめられました。皇居こうきょには吹上ふきあげ御苑ぎょえんなど、およそいちいちヘクタールの敷地しきちおおくのみどりのこされ、じゅうすうとうえるタヌキが生息せいそくしているとられています。

天皇てんのう陛下へいかは、タヌキがなにべているのかをあきらかにするため、国立こくりつ科学かがく博物館はくぶつかん研究けんきゅういんらとともに、平成へいせいいちねんから年間ねんかんにわたって調査ちょうさおこない、成果せいか論文ろんぶんにまとめられました。

天皇てんのう陛下へいか毎週まいしゅう日曜日にちようび午後ごご、みずから御所ごしょちかくにあるもり特定とくてい場所ばしょからタヌキのふんを採取さいしゅし、顕微けんびきょう使つかってなかふくまれる植物しょくぶつたね分析ぶんせきされました。

その結果けっか皇居こうきょのタヌキは、おもにムクノキのえさとしており、季節きせつによってクサイチゴや、エノキなど、さまざまな植物しょくぶつべていることがわかったということです。

こうした傾向けいこう年間ねんかんほぼ変化へんかがなく、皇居こうきょないでは複数ふくすうのタヌキが生活せいかつ維持いじできるえさ長期ちょうきにわたり、安定あんていてき供給きょうきゅうされているとかんがえられるということです。

論文ろんぶんは、ことし8月はちがつ国立こくりつ科学かがく博物館はくぶつかん研究けんきゅう報告ほうこくしゅう掲載けいさいされました。天皇てんのう陛下へいか平成へいせいぜろねんにも皇居こうきょないのタヌキに関にかんする研究けんきゅう論文ろんぶん発表はっぴょうしていて、これで、ハゼるいに関にかんするものとわせてさんよんへん研究けんきゅう論文ろんぶんをまとめられたことになります。

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