一連の
熊本地震で
47人が
亡くなった
熊本市で、
地震から
半年になったのに
合わせ
犠牲者を
追悼する
慰霊祭が
行われました。
熊本市の
慰霊祭は、
最初に
震度7の
揺れを
観測してから、
14日で
半年になったのに
合わせて
行われ、はじめに
参列した
遺族などが
全員で
黙とうをささげました。
一連の熊本地震で熊本市では市が災害関連死と認定した人を含め、47人が亡くなりました。
熊本市の大西一史市長は「希望にあふれた豊かな熊本を築くため、全身全霊をささげることを固く誓います。これからの熊本の復興を見守ってください」と追悼の言葉を述べました。
そして、母親を亡くした冨永眞由美さん(57)は「亡くなった家族の遺志をしっかりと受け継ぎ、これまで以上に元気を出して生きることがこころの傷を癒やし、地震の傷痕を修復し、さらには熊本を発展させることにもなると思います」と述べました。
このあと、参列した人たちが献花をして亡くなった人たちを悼みました。
一連の地震で、熊本市では熊本城などの文化財や道路を含めた被害の総額が1兆6300億円余りに上ると推計されていて、復興に向けた取り組みが進められています。
慰霊祭に参列した人のうち、義理の父を亡くした熊本市の51歳の女性は「もし地震がなければ亡くなっていなかったので残念で悲しい気持ちですが、前を向かないといけないなという気持ちになりました。震災から半年はあっという間で、まだまだ復興は道半ばですが早く、みんなが元の笑顔を取り戻せるようになればと思います」と話していました。