小笠原諸島の父島の西にある西之島では、3年前の11月に噴火があって、そのあとも噴火が2年続きました。流れた溶岩などで島の大きさは12倍になりました。
東京大学地震研究所や環境省などのチームは20日と21日に、噴火のあと初めて西之島で調査をしました。チームは、近くの海でボートを止めて、泳いで西之島の中の噴火の前からあった土地に上がりました。
噴火の前に島にあった6種類の草や木は、噴火でほとんど枯れたと考えられていましたが、3種類の草などが見つかりました。前から島にいたアオツラカツオドリという鳥も、巣を作って卵を温めていることがわかりました。
チームは、溶岩などを持って帰って、どんな噴火だったか調べます。西之島の生き物の種類や生活がこれからどのようになるのかも調べることにしています。