一連の
熊本地震で
最初に
震度7の
揺れを
観測した
地震から、
14日で
7か月となります。
計画されている
仮設住宅が
14日ですべて
完成する
予定ですが、
半壊以上と
認定された
住宅を
自治体が
解体・
撤去する「
公費解体」の
進捗(しんちょく)
率が
20%
程度にとどまるなど、
引き続き、
生活の
再建が
課題となっています。
熊本県によりますと、
一連の
熊本地震では、
県内の
14の
市町村で、
災害関連死と
認定された
81人などを
含め、
合わせて
137人が
死亡しました。
最も多いときで855か所あった県内の避難所は、西原村の1か所となったほか、16の市町村で4303戸を計画している仮設住宅は、98%余りが完成し、残りの48戸も14日に完成する予定です。
一方、熊本県内で被害を受けた住宅は17万棟を超え、このうち「半壊」以上が4万棟近くに上っています。熊本県によりますと、半壊以上と認定された住宅を自治体が解体・撤去する「公費解体」の進捗率は、先月末の時点で20%程度にとどまっています。
また、大規模な土砂崩れが起きた南阿蘇村と御船町の合わせておよそ500世帯では、今も断水が続いているほか、道路が復旧していない地域もあり、引き続き、生活の再建が課題となっています。