運送業界の
人手不足に
対応しようと、
大型トラック
2台分の
貨物を
1度に
運べる「ダブル
連結トラック」の
効果や
安全性を
確認する
国の
実証実験が
始まりました。「ダブル
連結トラック」は、
大型トラックの
後ろにもう
1台、トレーラーを
連結し、
2台分の
貨物を
運べるようにした
車両です。
運送業界の
人手不足対策として、
国土交通省はドライバー
1人で
多くの
貨物を
運べるこのトラックの
普及を
図ろうと、
導入の
効果などを
調べる
実証実験を
始めました。
三重県と群馬県の間で行われる今回の実験では、双方を出発したトラックのドライバーが、中間地点の新東名高速道路の清水パーキングエリアで互いにトラックを乗り換えて、それぞれの出発地に戻ります。
こうした中継を行うことで、ドライバーの負担をどの程度軽くできるか確かめるのも実験の狙いだということで、ドライバーはトラックの鍵を交換して積み荷などに異常がないか確認したあと、それぞれの出発地に戻って行きました。
実験に参加した日本梱包運輸倉庫鈴鹿センター営業所の脇田靖彦さんは「中継輸送は乗務員が日帰りできるので非常に負担が少ない。実験で業界がよい方向に向かえば」と話していました。