ニワトリから
鳥インフルエンザウイルスが
検出された、
新潟県関川村の
養鶏場では、
30日も
31万羽すべての
処分が
続けられています。
県では
周辺の
養鶏場や
野鳥に
感染が
広がっていないか
検査を
進めますが、これまでのところ、
鳥インフルエンザウイルスは
確認されていないということです。
新潟県関川村の
養鶏場では
28日に、ニワトリが
相次いで
死んでいるのが
見つかり、
県が
詳しく
検査を
行った
結果、
H5型の
鳥インフルエンザウイルスが
検出されました。
新潟県では、この養鶏場で飼育されているニワトリ31万羽すべての処分を、自衛隊の隊員などとともに30日も24時間態勢で続けていて、来月2日までに終える方針です。
こうした中、新潟県では国の指針に基づいて29日、半径3キロ以内にある3つの養鶏場で死んでいたニワトリや、周辺で見つかった野鳥の死骸について、鳥インフルエンザの検査を行いました。
その結果、いずれも陰性で、これまでのところ、周辺への感染は確認されていないということです。
県では、30日も半径10キロ以内の養鶏場などで、異常がないか電話での聞き取り調査を行い、感染の拡大の防止を図ることにしています。
県では、死んでいたり衰弱したりしているニワトリや野鳥を見つけた場合は、すぐに県や最寄りの市町村に通報するよう呼びかけています。
養鶏場につながる4か所で消毒実施
新潟県関川村の養鶏場から鳥インフルエンザウイルスが検出されたのを受けて、この養鶏場につながる国道の4か所に設けられた消毒ポイントでは、30日も通行する畜産関係の車両を中心に消毒が行われています。
新潟県内では、鳥インフルエンザウイルスが検出された養鶏場につながる村上市と関川村の国道の4か所に、29日から消毒ポイントが設けられています。
このうち、村上市の平林パーキングの消毒ポイントでは30日朝、胎内市から村上市の養豚場に餌を運ぶトラックが立ち寄り、はじめに運転手が消毒液を入れた箱に靴を入れて汚れを落としました。
そのあと、白い防護服を着た2人の作業員が、トラックのタイヤや車体全体に消毒液をくまなく吹きかけていきました。
消毒の対象となっているのは、家畜の飼料などを運搬する畜産関係者の車両ですが、付近を通行する希望者も消毒を利用することができ、午前8時から夜8時まで行われています。
トラック運転手の男性は「身近で鳥インフルエンザが発生してびっくりしている。感染が拡大しないように、消毒を行うと安心だ」と話していました。