静岡県議会の
議員で
民進党会派の
会長が、
去年の
県政報告会に
漫才師を
招き、
政務活動費から
講師料としておよそ
120万円を
支払っていたことがわかりました。
議員は、
世間から
疑念を
抱かれるとして、
過去5年間の
県政報告会で
政務活動費から
支出した
費用を
全額返還する
考えを
明らかにしました。
政務活動費を
返還するのは、
静岡県議会の
議員で
民進党会派の
会長を
務める
中澤通訓議員(
72)です。
中澤議員によりますと、去年3月に開いた県政報告会に漫才師の宮川花子さんを招き、講師料として政務活動費からおよそ120万円を支払ったということです。
宮川さんは、警察の職員から漫才師になるまでのいきさつや、自身の闘病生活などについて講演したということです。
県政報告会の講師料に政務活動費を充てることは静岡県の条例で禁止されていませんが、中澤議員は、今回の講師料を含め、過去5年間の県政報告会で政務活動費から支出した費用を全額返還する考えを明らかにしました。
中澤議員は「会の趣旨や内容を議会事務局に吟味してもらい、政務活動費の支出として問題ないとされていたが、世間から疑念を抱かれるのは政治家のきょうじに反すると考え、返還することにした」と話しています。