安倍総理大臣は、
国内外の
女性リーダーを
招いた
国際会議であいさつし、
女性が
仕事と
家庭を
両立できる
環境を
整えるうえで
最重要課題となるのが
働き
方改革だとして、
時間外労働の
上限規制を
含めた
措置を
取りまとめ、
必要な
法案を
早期に
国会に
提出する
考えを
示しました。
政府は、
安倍内閣の
重要課題である「
女性が
輝く
社会」の
実現に
向け、
3回目となる
国際会議を
13日から
2日間の
日程で
東京都内のホテルで
開催しています。
会議の冒頭、安倍総理大臣があいさつし、「子どもを産むと仕事を続けにくい。女性の活躍を阻む大きな壁だ。女性が仕事と家庭を無理なく両立し、活躍する環境を作る。『働き方改革』はそのための最大かつ最優先のチャレンジだ」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は「まず長時間労働の是正に正面から取り組む。時間外労働の上限規制を含めて実効性の上がる措置を取りまとめ、関連法案を早期に国会に提出する」と述べました。
さらに、安倍総理大臣は「働き方改革は、男性の意識が変わらなければ成功しない」と述べ、妻が出産する国家公務員は、全員、妻の産休中に数日間の休暇を取得するよう呼びかける考えを示しました。
一方、安倍総理大臣は、途上国の女性が能力を向上させ、リーダーシップを発揮できるよう、途上国の教育支援やインフラ整備などに、再来年までに総額およそ30億ドル以上の支援を行う考えを表明しました。
このあと会議では、レスリング女子の伊調馨選手ら4人の女性アスリートが、「スポーツと女性」をテーマにパネルディスカッションを行い、女性が出産したあとも安心して競技を続けられるよう環境整備を求める意見が出されました。