和歌山県御坊市の
小中学校や
幼稚園に
通う
子どもなど
700人以上が
下痢や
おう吐などの
症状を
訴えた
問題で、
児童や
生徒の
便から
ノロウイルスが
検出されたことが
県の
調査でわかりました。
県は、
給食が
原因の
集団食中毒と
断定し、
調理した
給食センターを
28日から
14日間の
営業停止処分にしました。
26日から
27日にかけて、
和歌山県御坊市が
管轄する
合わせて
15の
小中学校や
幼稚園に
通う
子どもや
教職員719人が
下痢や
おう吐などの
症状を
訴えました。
症状が重い人はおらず、全員快方に向かっているということですが、症状を訴えた人には、いずれも御坊市立給食センターで調理された給食が提供されていて、県は、このセンターを立ち入り調査するなどして原因を調べていました。
県が28日午後記者会見して明らかにしたところによりますと、症状を訴えた児童や生徒の便からノロウイルスが検出されたということで、給食センターで調理された給食が原因の集団食中毒と断定するとともに、このセンターを28日から14日間の営業停止処分にしました。
和歌山県食品・生活衛生課の藪野敬史課長は「被害者の多さに驚いている。学校給食などでこうした被害を出さないよう再発の防止に全力を挙げてほしい」と述べました。