防衛省が
南スーダンでのPKO活動に関する
文書を
破棄したとしていた
問題で、
防衛省は
保管していた
文書の
一部を
新たに
公開しました。この
中では、「
政府軍の
攻撃ヘリや
戦車の
動きを
確認」など、
武力衝突の
規模が
拡大していく
様子が
記されていました。
防衛省は、
南スーダンで
PKO活動にあたる
自衛隊の
派遣部隊の
日報を
情報公開請求されたの
対し、いったんは
破棄したと
説明しましたが、
その後、
一転して
撤回し
文書の
公開を
始めています。
公開を進めているのは、自衛隊の宿営地がある首都ジュバで政府軍と反政府勢力の武力衝突が起きた去年7月7日からの6日分で、今回は衝突が続く状況を記した日報が新たに公開されました。
この中には、「政府軍の攻撃ヘリや戦車の動きを確認」とか、政府軍や反政府勢力以外にも「民間人約25名が死亡した模様」など、武力衝突の規模が拡大していく様子が記されていました。
また、「情勢がさらに悪化した場合、最悪のケースを想定した対応も準備を検討することが必要」という記述もあり、現地の部隊が急速に悪化する治安情勢に対し警戒を強めていたことがわかります。
防衛省は、南スーダンの治安情勢は予断を許さない状況が続いているとしていて、今後も部隊からの情報を踏まえて安全確保の状況を慎重に見ていくことにしています。