Actualités japonaises: 愛媛沖の戦闘機「紫電改」引き揚げ当時の公文書見つかる

愛媛えひめ沖おきの戦闘せんとう機き「紫電しでん改かい」引ひき揚あげ当時とうじの公文こうぶん書しょ見みつかる

N2 Jul 24, 2025 06:07 413

Furigana Traduction

およそ50ごじゅう年ねん前まえに愛媛えひめ県けん沖おきから引ひき揚あげられた旧きゅう日本にっぽん海軍かいぐんの戦闘せんとう機き「紫電しでん改かい」について、引ひき揚あげを主張しゅちょうした愛媛えひめ県けんと、国くにとのやり取とりを記録きろくした当時とうじの公文こうぶん書しょが初はじめて見みつかりました。県けんは公文こうぶん書しょの一般いっぱん公開こうかいを検討けんとうしていて、戦争せんそうの悲惨ひさんさを伝つたえていく大切たいせつさを改あらためて考かんがえてほしいとしています。

紫電しでん改かいは太平洋たいへいよう戦争せんそうの末期まっき、ゼロ戦せんに代かわる戦闘せんとう機きとして開発かいはつされた機体きたいで、1978せんきゅうひゃくななじゅうはち年ねんに愛媛えひめ県けん沖おきの海底かいていで見みつかり、翌年よくねんに県けんが引ひき揚あげました。

当時とうじの形かたちで現存げんそんするのは国内こくない唯一ゆいいつで、引ひき揚あげ後ごは愛あい南町みなみまちにある県営けんえいの施設しせつで展示てんじされてきましたが、新あらたな展示てんじ施設しせつの整備せいびのために資料しりょうを整理せいりしていたところ、機体きたいの引ひき揚あげに関かんする国くにとの克明こくめいなやりとりを記しるした記録きろくや、引ひき揚あげ後ごの機体きたいの補修ほしゅう状況じょうきょうを示しめした図面ずめんといった公文こうぶん書しょ30さんじゅっ点てん余あまりが、新あらたに見みつかったということです。

引ひき揚あげに関かんする県けんの公文こうぶん書しょが見みつかったのは初はじめてで、当時とうじの厚生省こうせいしょうが、遺骨いこつが機体きたいに残のこっていないと想定そうていされたことを理由りゆうに「機体きたいを引ひき揚あげる意志いしは毛頭もうとうない」などと難色なんしょくを示しめす様子ようすが記録きろくされています。
一方いっぽう県けん側がわは「国民こくみん的てき感情かんじょうからしても機体きたいを引ひき揚あげて確認かくにんする必要ひつようがある」などと主張しゅちょうしたとされています。

県けんは公文こうぶん書しょの一部いちぶを公開こうかいすることも検討けんとうしていて、こうした記録きろくや機体きたいを残のこすことで、戦争せんそうの悲惨ひさんさを伝つたえていく大切たいせつさを考かんがえてほしいとしています。