日本新聞: 火災現場で現金盗む行為逮捕・起訴の警部を懲戒免職警視庁

火災かさい現場げんばで現金げんきん盗ぬすむ行為こうい逮捕たいほ・起訴きその警部けいぶを懲戒ちょうかい免職めんしょく警視庁けいしちょう

N2 Jul 25, 2025 17:07 74

Furigana 翻译

火災かさい捜査そうさの現場げんばで現金げんきんを盗ぬすむ行為こういを繰くり返かえし逮捕たいほ・起訴きそされていた捜査そうさ1課かの51歳さいの警部けいぶについて警視庁けいしちょうは25日にち、懲戒ちょうかい免職めんしょくの処分しょぶんにしたと発表はっぴょうしました。

懲戒ちょうかい処分しょぶんを受うけたのは警視庁けいしちょう捜査そうさ1課かで火災かさい捜査そうさを担当たんとうする警部けいぶだった政せい野の亮二りょうじ被告ひこく（51）です。

政せい野の被告ひこくはことし1月つきに江東こうとう区くで、2022年ねん10月つきに渋谷しぶや区くで発生はっせいしたいずれも1人にん暮くらしの高齢こうれい者しゃが亡なくなった火災かさいの現場げんばで現金げんきん1000円えんと300万まん円えんをそれぞれ盗ぬすんだとして、ことし5月つきに逮捕たいほされました。

その後ご、去年きょねん1月つきに港みなと区くで70代だいの女性じょせいが亡なくなった住宅じゅうたく火災かさいの現場げんばからも現金げんきん290万まん円えんを盗ぬすんだ疑うたがいで再さい逮捕たいほされ、いずれの容疑ようぎでもすでに起訴きそされています。

警視庁けいしちょうによりますと、2022年ねん10月つき以降いこう、ことし2月つきまでの間まに同様どうようの行為こういを8件けん繰くり返かえし、合あわせておよそ900万まん円えんを盗ぬすんでいたことが確認かくにんされていますが、いずれも1人にん暮くらしの人ひとの住宅じゅうたくで被害ひがい者しゃが亡なくなっていることから事実じじつの裏付うらづけが難むずかしく、残のこり5件けんの立件りっけんは見送みおくったということです。

警視庁けいしちょうは政せい野の被告ひこくを25日にち付づけで懲戒ちょうかい免職めんしょくの処分しょぶんにしました。

また当時とうじの上司じょうし3人にんに口頭こうとうで注意ちゅういをしたということです。

被告ひこくは捜査そうさ1課かの火災かさい班はんに長ながく在籍ざいせきし、「技能ぎのう指導しどう官かん」として、原因げんいん調査ちょうさなどについて指導しどうする立場たちばでした。

警視庁けいしちょうは「ほかの模範もはんとなるべき職員しょくいんによる言語げんご道断どうだんの行為こういで厳正げんせいに処分しょぶんした。被害ひがい者しゃの方ほうに深ふかくおわびするとともに指導しどう教養きょうようを徹底てっていし、再発さいはつ防止ぼうしに努つとめます」としています。