日本新聞: 石破首相続投に理解求めるも党内の亀裂より深まる状況に

参議院さんぎいん選挙せんきょの敗北はいぼくを受うけて28日にじゅうはちにちに開ひらかれた自民党じみんとうの両院りょういん議員ぎいん懇談会こんだんかいで石破いしば総理そうり大臣だいじんは「責任せきにんを果はたしていきたい」と述のべ、続投ぞくとうに理解りかいを求もとめました。一方いっぽう、出席者しゅっせきしゃからは石破いしば総理そうり大臣だいじんの辞任じにんや総裁そうさい選挙せんきょの前倒まえだおしの実施じっしを求もとめる意見いけんが相次あいつぎ、党内とうないの亀裂きれつがより深ふかまる状況じょうきょうとなっています。

参議院さんぎいん選挙せんきょの敗北はいぼくを受うけて、自民党じみんとうは28日にじゅうはちにち、両院りょういん議員ぎいん懇談会こんだんかいを開ひらき、予定よていの2時間にじかんを超こえる、4時間よじかん半はんにわたって行おこなわれました。

石破いしば総理そうり大臣だいじんは「アメリカとの関税かんぜい交渉こうしょうの合意ごういの着実ちゃくじつな実行じっこうに全力ぜんりょくを尽つくし万全ばんぜんを期きしたい。これから先さきの農業のうぎょう政策せいさくや社会しゃかい保障ほしょうと税ぜいのあり方かたについても見守みまもっていかなければならず、国家こっか、国民こくみんに対たいして決けっして政治せいじ空白くうはくを生うむことがないように責任せきにんを果はたしていきたい」と述のべ、続投ぞくとうに理解りかいを求もとめました。

また、森山もりやま幹事長かんじちょうは選挙せんきょの総括そうかつが終おわり次第しだい、自身じしんの責任せきにんのあり方かたを明あきらかにする考かんがえを示しめしました。

懇談会こんだんかいでは、およそ240人にひゃくよんじゅうにんの出席者しゅっせきしゃのうち60人ろくじゅうにん余あまりが発言はつげんし、続投ぞくとうを容認ようにんする意見いけんも出だされましたが、選挙せんきょで示しめされた民意みんいに逆さからう続投ぞくとうは政治せいじ空白くうはくを生うむなどとして総括そうかつのあと石破いしば総理そうり大臣だいじんが辞任じにんすべきだという意見いけんや総裁そうさい選挙せんきょを前倒まえだおしで実施じっしするよう求もとめる声こえが相次あいつぎました。
懇談会こんだんかいのあと、石破いしば総理そうり大臣だいじんは「いろいろな意見いけんがあり、これをよく踏ふまえて今後こんご適切てきせつに判断はんだんしたい」と述のべる一方いっぽう、「果はたすべき責任せきにんを果はたす」と述のべ、重かさねて続投ぞくとうする意向いこうを示しめしました。

また、党とう執行部しっこうぶは、中堅ちゅうけん・若手わかて議員ぎいんを中心ちゅうしんに、党とうの意思いし決定けってい機関きかんである両院りょういん議員ぎいん総会そうかいを開催かいさいするよう要求ようきゅうする署名しょめい活動かつどうが進すすんでいることを踏ふまえ、総会そうかいの開催かいさいに応おうじる方向ほうこうで29日にじゅうくにちの役員会やくいんかいで協議きょうぎすることにしています。

総会そうかいの開催かいさいを通つうじて石破いしば総理そうり大臣だいじんに対たいする辞任じにんの圧力あつりょくを強つよめようとする動うごきが続つづく中なか、党内とうないの亀裂きれつがより深ふかまる状況じょうきょうとなっています。

石破いしば首相しゅしょう続投ぞくとうに理解りかい求もとめるも党内とうないの亀裂きれつより深ふかまる状況じょうきょうに

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