アメリカの
FRB=
連邦準備制度理事会は
金融政策を
決める
会合を
開き、
30日、
利下げを
見送り、
政策金利を
据え
置くことを
決定したと
発表しました
美國聯邦準備制度理事會(FRB)召開決定金融政策的會議,於30日宣布將維持政策利率不變,暫不降息。
ただ、
2人の
理事が
利下げを
支持して
反対する
異例の
状況にもなっていて、
関税措置による
影響が
広がっているとの
懸念も
出る
中、
今後の
利下げをめぐる
判断が
焦点となります
不過,也出現了兩位理事支持降息並持反對意見的異常情況,加上對關稅措施影響擴大的擔憂,未來是否降息的判斷將成為焦點。
FRBは30日までの2日間、金融政策を決める会合を開きました
聯邦儲備委員會(FRB)舉行了為期兩天的會議,至30日為止,討論決定金融政策。
発表した声明では、最近の経済指標はことし前半、経済活動の成長が緩やかになっていることを示している一方、失業率は低い水準を維持し、インフレ率はいくぶん高いままだと指摘しています
在所發表的聲明中指出,最近的經濟指標顯示,今年上半年經濟活動的增長趨於緩和,另一方面,失業率仍維持在較低水準,而通膨率則依然略高。
そして、今回の会合では利下げを見送り、5会合連続で政策金利を据え置くことを決定しました
而在這次會議上,決定不進行降息,連續五次會議維持政策利率不變。
政策金利は425%から45%の幅のままとなります
FRBの金融政策をめぐっては、トランプ大統領が24日にFRB本部に異例の訪問を行い、パウエル議長の目の前で「彼には金利を引き下げてほしい」と述べて、改めて利下げを要求していました
關於聯邦儲備系統(FRB)的金融政策,川普總統於24日罕見地造訪了FRB總部,並在鮑威爾主席面前表示「我希望他能降息」,再次要求降息。
今回の決定では11人のメンバーのうち2人の理事が反対していて、この2人はインフレ率が落ち着いていることなどを理由に早ければ今回の会合での利下げを支持する意向を示していました
在這次的決定中,11位成員中有2位理事表示反對,這2位理事以通膨率已經趨於穩定等理由,表明他們有意支持最快在這次會議上降息。
FRBの金融政策の決定で2人の理事が反対するのは異例で、アメリカメディアは32年ぶりだと伝えています
在聯邦準備理事會決定貨幣政策時,有兩位理事表示反對是非常罕見的,美國媒體報導這是32年來首次。
今後の金融政策について、パウエル議長は会合終了後の記者会見で「9月の会合に関する決定は一切、行っていない」と述べ、雇用や物価のデータを見極めて決定する考えを強調しました
關於未來的金融政策,鮑威爾主席在會議結束後的記者會上表示:「我們尚未對九月的會議做出任何決定」,並強調將根據就業和物價的數據來做出決策。
関税措置の影響に加えて政治からの圧力も強まる中、利下げをめぐる判断が焦点となります
除了關稅措施的影響之外,來自政治的壓力也在加大,降息的判斷成為了焦點。
【詳細】パウエル議長 会見での発言
「一部商品の価格 関税引き上げによって上昇」
FRBのパウエル議長は会合後の記者会見で、「インフレ率は2022年半ばの高水準から大幅に下がっているが2%の長期的な目標と比べると依然としてやや高い水準にある
【詳細】鮑威爾主席在記者會上的發言:「部分商品價格因關稅上調而上升」美聯儲主席鮑威爾在會議後的記者會上表示:「雖然通脹率已從2022年年中高點大幅下降,但與2%的長期目標相比,仍然處於略高的水準。」
サービスについてはインフレ
率が
引き
続き
下がっているが、
一部の
商品の
価格は
関税の
引き
上げによって
上昇している」と
述べました
關於服務方面,雖然通貨膨脹率持續下降,但部分商品的價格因關稅上調而上升。
「関税 インフレへの影響は持続的な可能性も」
また、「関税措置によるインフレへの影響は短期的なものにとどまるというのが無理のない基本的なシナリオだ
「關稅對通膨的影響也有可能是持續性的」此外,「關稅措施對通膨的影響僅限於短期,這是最合理的基本情境。」
しかし、インフレへの
影響はより
持続的なものに
なる可能性もあり、
そのリスクを
評価して
管理する
必要がある」と
述べました
然而,對通膨的影響也有可能變得更加持久,因此有必要評估並管理這一風險。
「物価上昇が持続的問題になること防がなければならない」
「長期的なインフレ期待を安定させ、一時的な物価上昇が持続的な問題になることを防がなければならない」と述べました
我們必須防止物價上漲成為持續性的問題,並且必須穩定長期的通膨預期,以防止暫時性的物價上漲成為持續性的問題。
そのうえで、「当面は、政策スタンスを調整する前に、経済の見通しやリスクの変化を深く理解することができる状況だ」と述べ、今回の決定が適切だという考えを示しました
在此基礎上,他表示:「目前我們處於能夠在調整政策立場之前,深入理解經濟前景及風險變化的狀態」,表明此次決定是適當的。
「9月の会合に関する決定 一切 行っていない」
9月に開かれる次回の会合が利下げを判断するタイミングとして適切か問われたのに対しては、「9月の会合までには雇用とインフレ率に関する2回分のデータを得ることができる
「關於九月會議的決定尚未做出」當被問及九月舉行的下次會議是否適合作為決定降息的時機時,他表示:「到九月的會議之前,我們將能獲得兩次有關就業和通脹率的數據。」
9月の
会合に
関する
決定は
一切、
行っていない
事前に
決めることもない
雇用とインフレ
率に
加え、その
ほかの
情報も
考慮しながら
決める」と
述べました
他表示:「除了就業和通膨率之外,還會考慮其他資訊來做決定。」
「政府と中央銀行の間に距離なければ誘惑生じる」
利下げを求めるトランプ大統領の発言がFRBの独立性に影響を与えるか問われたのに対しては、「独立した中央銀行は公共の利益のために制度化されたもので、有益であるかぎり継続され、尊重されるべきだ」と述べました
「如果政府與中央銀行之間沒有距離,就會產生誘惑。」當被問及川普總統要求降息的言論是否會影響聯邦準備理事會(FRB)的獨立性時,他表示:「獨立的中央銀行是為了公共利益而設立的制度,只要它是有益的,就應該持續並受到尊重。」
そのうえで、「先進国の政府は中央銀行の決定との間に距離を置いてきた
在此基礎上,「先進國的政府一直與中央銀行的決策保持距離」
もし、そのような
距離がなかったら、
例えば、
金利を
操作して
選挙に
影響を
与えるといった
大きな
誘惑が
生じるだろう
如果沒有那樣的距離存在,例如,操縱利率來影響選舉這樣巨大的誘惑就會產生。
それは
私たちが
望んでいないことだ」と
述べ、
政府からの
独立性が
重要だと
強調しました
トランプ大統領「金利を引き下げるべき」
アメリカのトランプ大統領はFRB=連邦準備制度理事会が金融政策を発表する直前、記者団に対し「インフレは起こっていない
川普總統:「應該降低利率」美國總統川普在聯邦準備理事會(FRB)即將宣布貨幣政策之前,對記者表示:「目前並未出現通貨膨脹。」
金利を
引き
下げるべきだ」と
述べるとともに「きょう
会合を
行っているが、
彼はひどい
仕事をする
他表示「應該要降低利率」,同時也說「今天正在舉行會議,但他做得很糟糕」。
彼は
いつも遅すぎる
きょうではなく、
9月に
利下げをすると
聞いている」と
述べ、
FRBのパウエル
議長を
批判し、
改めて
早期の
利下げを
求めました
他表示:「不是今天,而是聽說會在九月降息」,並批評聯邦準備制度理事會(FRB)主席鮑威爾,再次要求儘早降息。
そのうえで、「高金利は住宅市場に影響を与える
人々がローンを
組んだり、
借り
換えたりすることができないからだ」と
述べ、
FRBが
高い
金利を
維持していることで
住宅市場に
影響が
出ると
懸念を
示しました
他表示:「因為人們無法申請貸款或進行貸款轉換」,並對聯邦準備理事會(FRB)維持高利率可能對房地產市場產生影響表達了擔憂。
ダウ 一時370ドル超値下がり ナスダック・S&P500も一時下落
30日のニューヨーク株式市場では、FRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長が記者会見で、ことし9月の利下げについて「何も決まっていない」と発言したことを受けて、投資家のあいだで早期の利下げへの期待がはがれて売り注文が優勢となりました
道瓊指數一度下跌超過370美元,納斯達克和標普500指數也一度下跌。在30日的紐約股市中,由於美聯儲(FRB)主席鮑威爾在記者會上表示,今年9月是否降息「尚未決定」,投資人對於提前降息的期待減弱,賣出訂單因此佔據上風。
会見前、ダウ平均株価は前日と比べてプラス圏で推移していましたが、一時370ドルを超える値下がりとなりました
在記者會之前,道瓊工業指數雖然比前一天呈現上漲趨勢,但一度下跌超過370美元。
また、ナスダックとS&P500の株価指数も一時、下落に転じました
此外,納斯達克和標普500的股價指數一度也轉為下跌。
【解説】強まるトランプ大統領の要求 FRBは
Q
【解說】川普總統的要求日益加強,聯邦準備理事會(FRB)會怎麼做?
FRBは
今回も
利下げを
見送りましたが、トランプ
大統領の
要求は
一段と
強まってきていますね
儘管這次聯邦儲備系統(FRB)再次沒有降息,但川普總統的要求卻越來越強烈了呢。
(ワシントン支局・小田島拓也記者)
A
トランプ
大統領、
先週には、
私の
後ろに
見える
改修工事中の
FRB本部を
訪問し、パウエル
議長の
目の
前で「
金利を
引き
下げてほしい」と
述べるなど、
利下げへの
圧力は
露骨になってきています
川普總統上週曾造訪我身後正在整修中的聯邦準備理事會總部,並在鮑威爾主席面前直言「希望降息」,對降息的壓力已變得相當露骨。
さらに、今回の決定の直前には、「9月の会合で利下げをすると聞いている」とまで発言しました
此外,就在這次決定之前,他甚至表示「聽說在九月的會議上會降息」。
これに対し、パウエル議長は記者会見でまだ何も決まっていないと否定したうえで、「中央銀行と政治が距離を置かなければ金利を操作して選挙に影響を与えるといった誘惑が生じるだろう」とも述べ、トランプ大統領にくぎを刺した形です
對此,鮑威爾主席在記者會上否認了尚未有任何決定,並表示:「如果中央銀行與政治之間沒有保持距離,就會產生操作利率以影響選舉的誘惑。」這番話也形同對川普總統提出警告。
一方、今回の決定には利下げを支持する2人の理事が反対し、FRB内部の足並みも乱れています
另一方面,這次的決定有兩位支持降息的理事表示反對,顯示聯準會內部意見也出現分歧。
関税措置の影響によって、今後、物価がどれだけ押し上げられるか見極める必要もあり、トランプ大統領から“遅すぎる男”と批判されてきたパウエル議長は適切なタイミングで利下げに踏み切ることができるのか、その手腕が問われる局面を迎えています
由於關稅措施的影響,今後還需要判斷物價將被推高到什麼程度,而一直以來被川普總統批評為「行動太慢的人」的鮑威爾主席,是否能在適當的時機果斷降息,正面臨考驗其能力的關鍵時刻。