日本新聞: 埼玉行田作業員4人がマンホールに転落全員意識不明の重体

2日ふつか午前ごぜん、埼玉さいたま県けん行田ぎょうだ市しで、下水道げすいどう管かんの点検てんけん作業さぎょうをしていた男性だんせい作業さぎょう員いん4人よにんがマンホールの中なかに転落てんらくし、消防しょうぼうによりますと、4人よにんは救助きゅうじょされましたが、いずれも意識いしき不明ふめいの重体じゅうたいだということです。

2日ふつか午前ごぜん9時半くじはんごろ、行田ぎょうだ市し長野ながので、下水道げすいどう管かんの点検てんけん作業さぎょうをしていた男性だんせいから、「作業さぎょう員いんがマンホールの中なかに落おちた」と消防しょうぼうに通報つうほうがありました。

警察けいさつが駆かけつけたところ男性だんせい作業さぎょう員いん4人よにんがマンホールの中なかに落おちていて、消防しょうぼうによりますと、2日ふつか午後ごご4時よじごろまでに救助きゅうじょされましたが、いずれも意識いしき不明ふめいの重体じゅうたいだということです。
事故じこが起おきたマンホールは、特別とくべつ支援しえん学校がっこうの前まえにある川かわのそばの市道しどうにあります。周辺しゅうへんは田たんぼが広ひろがる中なかに住宅じゅうたくが点在てんざいする地域ちいきです。

警察けいさつによりますと、マンホールの穴あなは直径ちょっけいが60ろくじゅっセンチで、深ふかさは10じゅっメートル以上いじょうあり、作業さぎょう員いんのうち1人ひとりがマンホールの中なかに転落てんらくしたあと、救助きゅうじょをしようとしたほかの3人さんにんもそのまま転落てんらくしたとみられるということです。

行田ぎょうだ市し下水道げすいどう課かによりますと、2日ふつか、現場げんばで行おこなっていたのは、ことし1月いちがつに埼玉さいたま県けん八潮やしお市しで発生はっせいした大だい規模きぼな道路どうろ陥没かんぼつを受うけて国くにが自治体じちたいに要請ようせいした緊急きんきゅう点検てんけんだったということです。

当時とうじ、10人じゅうにん近ちかくで作業さぎょうを進すすめていたという情報じょうほうもあり、警察けいさつが詳くわしい状況じょうきょうを調しらべています。

現場げんばはJR行田ぎょうだ駅えきから北東ほくとうにおよそ4よんキロ離はなれた住宅じゅうたくが点在てんざいする地域ちいきです。
下水道げすいどう管かんの老朽ろうきゅう化かを確認かくにんする点検てんけん作業さぎょう
行田ぎょうだ市し下水道げすいどう課かによりますと、2日ふつか、現場げんばで行おこなっていた作業さぎょうは市しが業務ぎょうむ委託いたくしていたものでした。

調査ちょうさの対象たいしょうは、1994年せんきゅうひゃくきゅうじゅうよねん以前いぜんに設置せっちされ、直径ちょっけいが2にメートル以上いじょうの大おおきい下水道げすいどう管かんで、今回こんかい、点検てんけん作業さぎょうを行おこなっていた下水道げすいどう管かんは1981年せんきゅうひゃくはちじゅういちねんに設置せっちされたものでした。

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