日本新聞: 愛知蟹江町「須成祭」担い手不足を背景に初めて女性が参加

愛知あいち蟹江かにえ町まち「須成すなり祭さい」担にない手て不足ふそくを背景はいけいに初はじめて女性じょせいが参加さんか

N2 Aug 3, 2025 17:08 1

Furigana 翻译

400よんひゃく年ねん前まえから男性だんせいの間あいだで受うけ継つがれてきた「須成すなり祭まつり」の宵祭よいまつりが2ふつ日か夜よる、愛知あいち県けん蟹江かにえ町まちで行おこなわれ、担にない手て不足ふそくを背景はいけいに、ことし初はじめて女性じょせいが参加さんかしました。

「須成すなり祭まつり」は、蟹江かにえ町まちの須成すなり地区ちくにある神社じんじゃに豊作ほうさくや無病むびょう息災そくさいを祈願きがんする祭まつりで、ユネスコの無形むけい文化ぶんか遺産いさんにも登録とうろくされています。

2ふつ日か行おこなわれた宵祭よいまつりでは、まず「稚児ちご」や「笛吹うすい」と呼よばれる6ろく人にんの子こどもと大人おとな2ふた人にんが、地区ちくの公民館こうみんかんに置おかれたご神体しんたいの前まえでお囃子はやしを演奏えんそうしました。

この後のち、「巻藁まきわら船ふね」と呼よばれるおよそ200にひゃく個このちょうちんを飾かざりつけた船ふねに女性じょせい7なな人にんも乗のり込こみ、笛ふえや太鼓たいこを鳴ならしながら地区ちくを流ながれる川かわをのぼり、幻想げんそう的てきな雰囲気ふんいきを作つくり出だしていました。

400よんひゃく年ねん前まえから受うけ継つがれているこの祭まつりは、去年きょねんまで男性だんせいだけで行おこなわれてきましたが、高齢こうれい化かや参加さんかする若者わかものの減少げんしょうなどを理由りゆうに、ことし初はじめて女性じょせいにも参加さんかを呼よびかけることになりました。
娘むすめと祭まつりに参加さんかした母親ははおやは「この地区ちくでこれからも住すみ続つづけると思おもうので、一緒いっしょに力ちからを合あわせて祭まつりを盛もり上あげていきたい」と話はなしていました。
須成すなり文化財ぶんかざい保護ほご委員いいん会かいの委員いいん長ちょう馬場ばば恒幸つねゆきさんは「参加さんか者しゃが減少げんしょうする中なかで、今回こんかい女性じょせいの力ちからを貸かしてもらった。これからも祭まつりを続つづけていきたい」と話はなしていました。