山梨県は、特産のワインで多くの観光客を呼び込もうと日本一の産地を意味する「ワイン県」を宣言しました。これは、山梨県の長崎知事が7日記者会見して発表しました。
この中で長崎知事は「山梨県は名実ともに日本一のワインの産地だ。『ワイン県』を宣言させていただきます」と述べました。
そのうえで「山梨のワインは、国内だけではなく、世界でも戦えるものだ。知られることによって、多くの人に訪れてもらえるようになることは間違いない」と述べ、ワインによって国内外から多くの観光客を呼び込みたいという考えを示しました。
山梨県は全国のおよそ4分の1のワイナリーが集中し、日本一の生産量を誇る一方、ことし開かれた全国のワインコンクールでは特産の甲州ワインの部門で山梨のワイナリーが初めて最高賞を逃すなど、ほかの産地との競争が激しくなっています。
山梨県は「ワイン県」の宣言によって観光客を増やすだけでなくワインの品質向上や生産量の拡大にもつなげていきたいとしています。