大相撲の
横綱・
日馬富士が
平幕の
貴ノ岩に
暴行してけがをさせた
問題で、
日本相撲協会の
危機管理委員会は
19日、
東京都内で
日馬富士本人から
初めて
聞き
取りを
行うことにしています。
大相撲の
横綱・
日馬富士は、
巡業中の
先月25日の
夜鳥取市内の
飲食店で
貴ノ
岩を
殴ったことを
認め、けがを
負ったという
被害届を
受けて
鳥取県警察本部が
日馬富士本人や
関係者から
任意で
事情を
聞くなど
傷害の
疑いで
調べています。
この問題で日本相撲協会の外部理事や弁護士などで作る危機管理委員会が19日、都内で日馬富士に初めての聞き取り調査を行うことが協会関係者への取材でわかりました。
暴行の状況を巡っては複数の相撲関係者が「ビール瓶で殴った」と話しているのに対し、捜査関係者によりますと日馬富士は、17日行われた警察の聴取で「酔って素手で複数回殴った。ビール瓶は使っていない」などと話していたということです。
危機管理委員会はこうした食い違いについて日馬富士本人から暴行に至ったいきさつや詳しい状況について確認する方針です。
また、相撲協会がこの問題を把握したのは事案の発生からおよそ1週間後の今月2日で、翌日に日馬富士と貴ノ岩のそれぞれの師匠に事情を聞いたときには、ともに「わからない」などと答えたということで対応の遅れにつながりました。
危機管理委員会は、日馬富士から師匠への報告がどのようになされたかなどについても聞き取りを行って実態の解明を急ぐことにしています。