日本新聞: 通信規格５Ｇ商用サービス開始へ遠隔診療など課題解決に期待

通信つうしん規格きかく５ごＧぎが商用しょうようサービス開始かいしへ遠隔えんかく診療しんりょうなど課題かだい解決かいけつに期待きたい

Jan 4, 2020 04:01 2

Furigana

ことしは次世代じせだいの通信つうしん規格きかく５ごＧぎがの商用しょうようサービスが始はじまります。高速こうそく・大だい容量ようりょうの通信つうしんが遠隔えんかく診療しんりょうなど、社会しゃかい的てきな課題かだいの解決かいけつにも活用かつようされることが期待きたいされます。高速こうそく・大だい容量ようりょうの５ごＧぎがはＮＴＴドコモえぬてぃ-てぃ-どこも、ａｕのＫＤＤＩ、ソフトバンクの３さん社しゃがこの春はるから商用しょうようサービスを始はじめるほか、楽天らくてんモバイルもことし６月ろくがつのサービス開始かいしを目指めざしています。

５ごＧぎがに対応たいおうするスマートフォンも国内外こくないがいのメーカーから発売はつばいされる見込みこみで、スポーツや音楽おんがくイベントの映像えいぞう配信はいしんなどエンターテインメント分野ぶんやでの活用かつようが見込みこまれています。

一方いっぽう、携帯けいたい各社かくしゃは離はなれた場所ばしょにいる医師いしが立体りったい的てきな映像えいぞうをもとに診察しんさつする遠隔えんかく診療しんりょうや、競技きょうぎ場じょうなどでドローンで撮影さつえいした高こう精細せいさいの映像えいぞうを警備けいびの拠点きょてんに送おくって活用かつようするといった実証じっしょう実験じっけんをさまざまな企業きぎょうと進すすめていて実用じつよう化かに道筋みちすじがつくか、注目ちゅうもくされます。

一方いっぽう、建物たてものの中なかなどの限かぎられたエリアで活用かつようする「ローカル５ごＧぎが」も来月らいげつにも実用じつよう化かされ、携帯けいたい各社かくしゃではなく、企業きぎょうや自治体じちたい、大学だいがくなどに電波でんぱが割り当わりあてられます。

すでに企業きぎょうや自治体じちたいなどが免許めんきょの申請しんせいを始はじめていて、ＮＥＣえぬい-し-や富士通ふじつうが自社じしゃの事業じぎょう所しょで活用かつようする予定よていにしているほか、東京とうきょう都とも中小ちゅうしょう企業きぎょうなどが５ごＧぎがを使つかった事業じぎょうの実験じっけんができる施設しせつを整備せいびする計画けいかくで、企業きぎょうや地域ちいきのニーズにあった活用かつようの広ひろがりが期待きたいされます。