アメリカのイラン
政策を
統括するフック
特別代表が
NHKの
インタビューに
応じ、
殺害したイランの
司令官が
計画していた
攻撃はアメリカ
以外にも
被害を
及ぼす可能性があったとしたうえで「
緊張が
高まったのはイランがエスカレートさせるのをやめないからだ。
アメリカの
攻撃は
それをやめさせるためだ」と
述べ、
事態の
一層の
緊迫化にはつながらないという
考えを
示しました。
トランプ政権でイラン
政策を
統括するフック
特別代表は
3日、
国務省で
NHKの
単独インタビューに
応じました。
フック氏は、アメリカが殺害したイランの精鋭部隊、革命防衛隊のソレイマニ司令官について「イラク、シリア、それにレバノンなどでアメリカに対する大規模で、大勢の犠牲者を出す攻撃を計画していた」と述べました。
さらに「攻撃はアメリカにとどまらず、ほかの国にも被害を及ぼす可能性があった」と述べ、司令官に対する攻撃は正しかったと強調しました。
また、フック氏は、中東地域への自衛隊の派遣について「アメリカによる海洋安全保障の取り組みはイランによる海上での攻撃を防ぐのに役立っている。日本がいればわれわれの目と耳が増え、タンカーを爆破するような攻撃が起きる前に見つけることができる。協力して抑止するのが非常に重要だ」と述べて、日本との協力に期待を示しました。
一方、今回の攻撃によってイランは報復の構えを見せていますが、フック氏は「緊張は以前から高くなっていて、それはイランがエスカレートさせるのをやめないからだ。アメリカの攻撃はそれをやめさせるためだ」と述べ、事態の一層の緊迫化にはつながらないという考えを示しました。