日本新聞: 机や壁がタッチスクリーンに米で最新技術の見本市

机つくえや壁かべがタッチスクリーンに米べいで最新さいしん技術ぎじゅつの見本市みほんいち

Jan 9, 2020 04:01 1

Furigana

アメリカラスベガスで開ひらかれている世界せかい最大さいだい規模きぼのテクノロジー見本市みほんいちでは、プロジェクターで画面がめんを映うつすと机つくえや壁かべがタッチスクリーンとして使つかえる製品せいひんなど、これまでのパソコンやタブレットの発想はっそうを変かえるような最新さいしんの技術ぎじゅつが出展しゅってんされていて注目ちゅうもくを集あつめています。

世界せかい最大さいだい規模きぼのテクノロジー見本市みほんいち、「ＣＥＳ」は世界中せかいじゅうからおよそ4500社しゃ以上いじょうが参加さんかし、自動じどう運転うんてんやＡえいＩあい＝人工じんこう知能ちのう、スマホなど、幅広はばひろい分野ぶんやの最新さいしん技術ぎじゅつを展示てんじしています。

このうち、３さん年ねん前まえに創業そうぎょうされた中国ちゅうごくのパピーロボティクスが開発かいはつした高たかさおよそ21センチ、幅はばおよそ13センチのプロジェクターは、画面がめんを机つくえや壁かべなどに映うつすとタッチスクリーンとして使つかえます。

プロジェクターに内蔵ないぞうされた小型こがたのカメラが指ゆびの動うごきを検知けんちすることで、映し出うつしだされた画面がめんを触さわると文字もじの入力にゅうりょくやタップなどの操作そうさができるというものです。好すきなアプリをダウンロードして利用りようでき、スクリーンは最大さいだいで120インチまで拡大かくだいできます。

担当たんとう者しゃは「あらゆる場所ばしょをタッチスクリーンに変かえることで、パソコンに代かわる製品せいひんとして人々ひとびとの生活せいかつを便利べんりにしたい」と話はなしていました。

また、中国ちゅうごくのロヨルは、極きわめて薄うすい液晶えきしょう画面がめんをＡえいＩあいスピーカーに巻まきつけた製品せいひんを出展しゅってんしています。この企業きぎょうは去年きょねん、折り畳おりたたみ式しきのスマホを発表はっぴょうしていて、これまでの液晶えきしょう画面がめんの発想はっそうを変かえるような技術ぎじゅつに注目ちゅうもくが集あつまっています。

中国ちゅうごくの出展しゅってん企業きぎょう全体ぜんたいの４よん分ぶんの１いち以上いじょう

ＣＥＳのホームページによりますと、今回こんかい出展しゅってんしている企業きぎょう数すうは、およそ4500社しゃです。

このうち、中国ちゅうごくからは通信つうしん大手おおてのファーウェイや家電かでんメーカーのハイセンス、検索けんさくサイトを運営うんえいするバイドゥなど、1000社しゃを超こえています。

米べい中ちゅうの対立たいりつが深ふかまっている中なかでも、全体ぜんたいの４よん分ぶんの１いち以上いじょうが中国ちゅうごく企業きぎょうということになります。最先端さいせんたんの産業さんぎょうが集積しゅうせきし「中国ちゅうごくのシリコンバレー」とも呼よばれる広東かんとん省しょうの深センしんせん※からのスタートアップ企業きぎょうが多おおいのが特徴とくちょうです。