株価かぶか 一時いちじ600円えん超ちょう下落げらく 為替かわせや原油げんゆもイランの攻撃こうげきで警戒けいかい感かん

その後そのご、値下ねさがり幅はばはやや縮小しゅくしょうし、日経にっけい平均へいきん株価かぶか、８はち日にちの終値おわりねは７なな日にちより370円えん96銭せん安やすい２に万まん3204円えん76銭せん。

東証とうしょう株価かぶか指数しすう＝トピックスは、23.65下さがって1701.40。

１いち日にちの出来でき高だかは、14億おく5311万まん株かぶでした。

これは、イランがイラクに駐留ちゅうりゅうするアメリカ軍ぐんの拠点きょてんを狙ねらって弾道だんどうミサイルによる攻撃こうげきを行おこなったことで世界せかい経済けいざいのリスクが高たかまることへの警戒けいかい感かんから売うり注文ちゅうもんが広ひろがったためです。

ただ、イラン側がわがツイッターで「緊張きんちょうの激化げきかや戦争せんそうは望のぞんでいない」などと投稿とうこうしたことで、過度かどな警戒けいかい感かんはいったん落ち着おちつき、午後ごごの取り引とりひきでは買い戻かいもどしの動うごきも出でました。

市場しじょう関係かんけい者しゃは「トランプ大統領だいとうりょうは、日本にっぽん時間じかんの今夜こんやにも声明せいめいを発表はっぴょうするとしていて投資とうし家かはアメリカ側がわの報復ほうふくがないかなど、情勢じょうせいの変化へんかに注目ちゅうもくしている」と話はなしています。

アジアの株式かぶしき市場しじょう 軒並のきなみ値下ねさがり

８はち日にちのアジアの株式かぶしき市場しじょうでは、取引とりひき開始かいしの直後ちょくごから売うり注文ちゅうもんが広ひろがる展開てんかいとなり、各地かくちで軒並のきなみ株価かぶかが値下ねさがりしました。

このうち中国ちゅうごくの上海しゃんはいの株式かぶしき市場しじょうでは、代表だいひょう的てきな株価かぶか指数しすうの「総合そうごう指数しすう」の終値おわりねが７なな日にちと比くらべて、およそ1.2％下落げらくしました。

このほかのアジアの株式かぶしき市場しじょうでは、代表だいひょう的てきな株価かぶか指数しすうの終値おわりねが、７なな日にちと比くらべて、フィリピンでおよそ1.3％下落げらくしたほか、

韓国かんこくでおよそ1.1％

香港ほんこんでおよそ0.8％

台湾たいわんでおよそ0.5％、

軒並のきなみ下落げらくしました。

市場しじょう関係かんけい者しゃは「けさがたイランが、イラクに駐留ちゅうりゅうするアメリカ軍ぐんを攻撃こうげきしたと報ほうじられたことをきっかけに、売うり注文ちゅうもんが広ひろがる展開てんかいとなった。その後そのご、買い戻かいもどしの動うごきも出でたが、中東ちゅうとう情勢じょうせいの先行さきゆきへの不安ふあんは強つよく、市場しじょうでは、アメリカのトランプ大統領だいとうりょうがイランに対にたいし、どのような出方でかたをするのか注視ちゅうししている」と話はなしています。

ヨーロッパの株式かぶしき市場しじょうも値下ねさがり

８はち日にちの取り引とりひきが始はじまったヨーロッパの主おもな株式かぶしき市場しじょうでも、リスクを避さけようという動うごきが広ひろがり、株価かぶかは値下ねさがりしています。

８はち日にちのヨーロッパの株式かぶしき市場しじょうは、東京とうきょうやアジア市場しじょうで株価かぶかが下落げらくした流ながれが続つづき、日本にっぽん時間じかん８はち日にち夕方ゆうがたの取り引とりひき開始かいし直後ちょくごから幅広はばひろい銘柄めいがらに売うり注文ちゅうもんが出でています。

主おもな市場しじょうの株価かぶか指数しすうは、日本にっぽん時間じかん８はち日にち午後ごご６ろく時半じはん現在げんざいで前日ぜんじつの終値おわりねより

▽ドイツのフランクフルト市場しじょうでおよそ0.7％

▽ロンドン市場しじょうとパリ市場しじょうでおよそ0.5％、

それぞれ値下ねさがりしています。

イランが、イラクに駐留ちゅうりゅうするアメリカ軍ぐんの拠点きょてんを攻撃こうげきしたことで、市場しじょう関係かんけい者しゃの間までは中東ちゅうとう情勢じょうせいの先行さきゆきへの警戒けいかい感かんが再ふたたび強つよまっていて、リスクを避さけようという動うごきになっています。

円えん相場そうばは売り買うりかいが交錯こうさく

８はち日にちの東京とうきょう外国がいこく為替かわせ市場しじょうで円えん相場そうばは緊迫きんぱく化かする中東ちゅうとう情勢じょうせいを受うけて、一時いちじ、大幅おおはばに円えん高だかドル安やすが進すすみましたが、その後そのごは買い戻かいもどしも出でて、売り買うりかいが交錯こうさくしました。

８はち日にちの東京とうきょう外国がいこく為替かわせ市場しじょうは、イランがイラクに駐留ちゅうりゅうするアメリカ軍ぐんの拠点きょてんを狙ねらって攻撃こうげきしたことを受うけ、リスクを避さけようと比較的ひかくてき安全あんぜんとされる円えんを買かう動うごきが広ひろがり、朝方あさがた、１いちドル＝108円えん台だい半なかばで取り引とりひきされていた円えん相場そうばが一時いちじ、107円えん60銭せん台だいまで一気いっきに円えん高だかが進すすみました。

しかしその後そのご、アメリカ軍ぐん兵士へいしの犠牲ぎせい者しゃは確認かくにんされていないと伝つたわったことや、イラン側がわがツイッターで「緊張きんちょうの激化げきかや戦争せんそうは望のぞんでいない」などと投稿とうこうしたことなどで、衝突しょうとつはこれ以上いじょう、深刻しんこく化かしないのではないかとの見方みかたも出でて、値下ねさがりしたドルが買い戻かいもどされ、売り買うりかいが交錯こうさくしました。

結局けっきょく、午後ごご５ご時じ時点じてんの円えん相場そうばは、７なな日にちと比くらべて９きゅう銭せん、円えん安やすドル高だかの１いちドル＝108円えん41銭せんから42銭せんでした。

ユーロに対にたいしては、７なな日にちと比くらべて14銭せん、円えん高だかユーロ安やすの１いちユーロ＝120円えん89銭せんから93銭せんでした。

ユーロは、ドルに対にたいして、１いちユーロ＝1.1151から52ドルでした。

市場しじょう関係かんけい者しゃは、「中東ちゅうとう情勢じょうせいへの過度かどな警戒けいかい感かんは今いまはいくぶん和やわらいだ形かたちだが依然いぜんとして先行さきゆきは不透明ふとうめいでしばらくは荒あれた値動ねうごきになる可能かのう性せいが高たかい」と話はなしています。

原油げんゆ価格かかく 一時いちじ2000円えん以上いじょう値上ねあがり

８はち日にちの東京とうきょう原油げんゆ市場しじょうの先物さきもの価格かかくは一時いちじ、2000円えん以上いじょう値上ねあがりし、去年きょねん５月ごがつ以来いらいの高たかい水準すいじゅんになりました。中東ちゅうとう情勢じょうせいがさらに緊迫きんぱく化かし、世界せかい的てきな原油げんゆの供給きょうきゅうに悪あく影響えいきょうが出でるのではないかという懸念けねんが強つよまっているためです。

８はち日にちの東京とうきょう商品しょうひん取引とりひき所しょは、原油げんゆの先物さきものに買かい注文ちゅうもんが出でて、取り引とりひきの中心ちゅうしんになる先物さきもの価格かかくは一時いちじ、１いちキロリットル当あたり４よん万まん5320円えんと７なな日にちの終値おわりねより2000円えん以上いじょう、値上ねあがりしました。

これは、去年きょねん５月ごがつ下旬げじゅん以来いらいおよそ７ななか月かげつぶりの高たかい水準すいじゅんです。

その後そのご、過度かどな警戒けいかい感かんが薄うすれて値上ねあがり幅はばが縮小しゅくしょうし、終値おわりねは、４よん万まん3370円えんでした。

原油げんゆ価格かかくが上昇じょうしょうしたのは、イランが、イラクに駐留ちゅうりゅうするアメリカ軍ぐんの拠点きょてんを狙ねらって弾道だんどうミサイルによる攻撃こうげきを行おこなったことで中東ちゅうとう情勢じょうせいがさらに緊迫きんぱく化かし周辺しゅうへんの産油さんゆ国こくからの原油げんゆの供給きょうきゅうに悪あく影響えいきょうが出でるのではないかという懸念けねんが強つよまったためです。

市場しじょう関係かんけい者しゃは「アメリカとイランの対立たいりつは激はげしさを増ましていて先行さきゆきの警戒けいかい感かんは高たかまっている。トランプ大統領だいとうりょうは、日本にっぽん時間じかんの今夜こんやにも声明せいめいを発表はっぴょうするとしていて投資とうし家かの間までは、アメリカ側がわの報復ほうふくがないかなどその内容ないようが注目ちゅうもくされている」と話はなしています。