日本新聞: 中国で拘束続く製薬会社の日本人男性社員検察が起訴審査に

中国ちゅうごくで拘束こうそく続つづく製薬せいやく会社かいしゃの日本人にっぽんじん男性だんせい社員しゃいん検察けんさつが起訴きそ審査しんさに

Mar 19, 2024 23:03 7

Furigana

中国ちゅうごくの北京ぺきんでスパイ行為こういに関かかわったとして現地げんちの国家こっか安全あんぜん当局とうきょくによって逮捕たいほされた大手おおて製薬せいやく会社かいしゃの日本人にっぽんじん男性だんせい社員しゃいんについて、中国ちゅうごくの検察けんさつが起訴きそするかどうか決きめるための審査しんさに入はいったことがわかりました。

大手おおて製薬せいやく会社かいしゃ、アステラス製薬せいやくの50代だいの日本人にっぽんじん男性だんせい社員しゃいんは、2023年ねん3月つきにスパイ行為こういに関かかわったとして、中国ちゅうごくの首都しゅと北京ぺきんで国家こっか安全あんぜん当局とうきょくに拘束こうそくされ、その後そのご、逮捕たいほされました。

日にち中ちゅう関係かんけい筋すじによりますと中国ちゅうごくの検察けんさつは18日にち、この男性だんせいを起訴きそするかどうか決きめるための審査しんさに入はいったということです。

審査しんさの途中とちゅう、追加ついかの捜査そうさが行おこなわれる可能かのう性せいもあり、審査しんさの期間きかんは最長さいちょうで6か月かげつ半はんとなっています。

起訴きそされれば裁判さいばんに向むけた手続てつづきに入はいり、解放かいほうはさらに困難こんなんになるため、日本にっぽん大使館たいしかんは「早期そうき解放かいほうを引き続ひきつづき強つよく申し入もうしいれていく」としています。

男性だんせいは拘束こうそくされてから3月つきで1年ねんとなり、北京ぺきん市内しないの収容しゅうよう施設しせつで拘束こうそく状態じょうたいが続つづいています。

現地げんちの日本にっぽん大使館たいしかんの職員しょくいんが定期ていき的てきに面会めんかいしていて、金杉かなすぎ憲治けんじ大使たいしも着任ちゃくにん直後ちょくごのことし1月つきに面会めんかいを行おこなっています。

中国ちゅうごくではスパイ行為こういに関かかわったとして、日本人にっぽんじんを含ふくむ外国がいこく人じんが拘束こうそくされるケースが相次あいついでいますが、法律ほうりつの定義ていぎがあいまいで、どういった行為こういが問題もんだい視しされるのか明確めいかくではないため、外国がいこく企業きぎょうなどの間までは懸念けねんが強つよまっています。