教え子の
女子児童を
繰り返し
盗撮した
罪などに
問われた
中学受験塾大手「
四谷大塚」の
元講師に、
東京地方裁判所は「
講師の
立場を
利用した
発覚しづらい
犯行だ」として、
執行猶予がついた
懲役2
年の
判決を
言い渡しました。
中学受験塾大手「四谷大塚」の講師だった森崇翔被告(25)は、去年3月から8月にかけて、都内の校舎で教え子の女子児童あわせて12人の下着をスマートフォンで繰り返し盗撮した迷惑防止条例違反の罪や、児童6人の名前や住所などをSNSのグループチャットに投稿した個人情報保護法違反の罪などに問われました。
26日の判決で、東京地方裁判所の鎌倉正和裁判官は「塾の講師の立場を利用して被害者の警戒心がないことをいいことに、下着が撮影しやすい体勢をとらせるなどして撮影した。発覚しづらい犯行だ。また、画像などが拡散される危険性を生じさせた」と指摘しました。
一方で、「遅まきながら反省のことばを述べ、性依存症の治療に取り組んでいる」などとして保護観察のついた懲役2年、執行猶予5年を言い渡しました。
判決について「四谷大塚」は「改めて関係者の皆さまにおわびするとともに、再発防止を徹底し、信頼回復に向けていっそう身を引き締めて対処してまいります」とコメントしています。