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日のニューヨーク
株式市場では、FRB=
連邦準備制度理事会のパウエル
議長が
経済は
堅調だという
見方を
示したことで
安心感が
広がり、ダウ
平均株価は
一時、300ドルを
超える値上がりとなりました。
7日のニューヨーク株式市場は、この日発表されたアメリカの雇用統計で就業者数の伸びが市場の予想を下回り、失業率も上昇したことから景気の先行きに警戒感が高まりました。
このため、ダウ平均株価は幅広い銘柄で売り注文が出て、一時400ドルを超える値下がりとなりました。
その後、FRBのパウエル議長が講演で「経済は底堅いペースで成長している」などと発言したことで安心感が広がって買い戻す動きが出て、ダウ平均株価は一時、300ドルを超える値上がりとなりました。
終値は、前日と比べて222ドル64セント高い、4万2801ドル72セントでした。
一方、ニューヨーク外国為替市場では、雇用統計の発表後、景気減速の懸念からアメリカの長期金利が低下して日米の金利差の縮小が意識され、ドルを売って円を買う動きが強まり、円相場は一時、1ドル=146円台後半まで値上がりしました。
その後は、FRBのパウエル議長が利下げを急ぐ必要はないとの認識を示したことで、長期金利が上昇に転じドルを買う動きが広がって一時、1ドル=148円台前半まで値下がりしました。