東京電力福島第一原子力発電所の
事故による
帰還困難区域となっている
福島県浪江町の
山林から
煙が
上がっていると、
29日の
夕方、
消防に
通報があり、
丸1日が
たった今も
燃え
続けています。
けが人や
建物の
被害はありませんが、
福島県は
自衛隊に
災害派遣を
要請し、
消火活動が
続けられています。
29日午後4時半ごろ、
福島県浪江町井出の
山林から、「
煙が
上がっている」と
消防に
通報があり、
30日朝早くから
福島県や
宮城県などのヘリコプターが
出て
消火にあたりました。
火は、30日午前7時半すぎに、いったんほぼ消し止められたものの、強風で再び勢いを増しさらに燃え広がったため、福島県は30日正午、自衛隊に災害派遣を要請し、ともにヘリコプターを出して消火活動にあたっています。
警察によりますと、出火から丸1日がたった30日午後5時現在、少なくとも10ヘクタールの山林が焼けたということです。けが人や建物の被害はないということです。
現場は東京電力福島第一原発の事故の影響で放射線量が比較的高い帰還困難区域で、警察によりますと、出火した時間帯には浪江町のほかの場所で雷によると見られる火事が起きていたことなどから、警察は落雷が原因と見て詳しい状況を調べています。