そして、今月2日にユン・ビョンセ(尹炳世)外相と会談したのに続き、4日午後、韓国で大統領の職務を代行するファン・ギョアン首相と会談しました。会談の詳しい内容は明らかになっていませんが、終了後、長嶺大使は記者団に対して、「私から安倍総理大臣の気持ちをしっかり伝えた」と述べていて、少女像の撤去など、慰安婦問題を最終的かつ不可逆的に解決するとした、おととしの日韓合意の着実な履行を求めたと見られます。
ただ、韓国では、日韓合意の履行や少女像の撤去に反対する世論が根強く、大統領選挙でも主な候補者5人がいずれも日韓合意の再交渉などを主張していて、選挙後の日韓関係への影響が懸念されています。