公式の選挙期間は8日が最終日で、各候補は、首都ソウルや南部プサン(釜山)などで大規模な集会を開く予定です。この中で各候補は、パク・クネ(朴槿恵)前大統領の罷免で混乱した国政をどう立て直すのかや、核やミサイルの開発を進める北朝鮮にどう対応するのかなど、みずからの政策を有権者にアピールすることにしています。
一方、今回の選挙は、投票率も注目されています。今回は、大統領選挙としては初めて本人を証明するものを示せば、全国どこでも投票日の前に投票できる「事前投票」が行われ、今月4日と5日の2日間に投票を済ませた人は、有権者全体のおよそ26%に当たる1100万人余りに上りました。
また、選挙管理委員会のアンケート調査では、回答者の86.9%が「必ず投票する」と答え、韓国メディアは、投票率が20年ぶりに80%台に達するのではないかという見方を伝えています。
韓国の大統領選挙は、9日に投開票が行われ、夜遅くには新しい大統領が決まる見通しです。