世界各地で
大規模なサイバー
攻撃の
被害が
広がるなか、
大手電機メーカーの
日立製作所は、
社内のシステムがサイバー
攻撃を
受けて、
電子メールが
一部、
送受信できなくなるなどの
障害が
出ていることを
明らかにしました。
世界各地で
被害が
相次いでいる
大規模なサイバー
攻撃で、
日本国内では、
警察庁が
14日正午までにまとめたところ、
パソコンがウイルスに
感染する
被害が
2件確認されています。
これに関連して、日立製作所は、サイバー攻撃を受けて15日、電子メールの管理などを行う社内のシステムの一部に障害が出ていることがわかったと明らかにしました。
具体的には、電子メールの送受信ができなくなったり、添付ファイルが開けなくなったりするトラブルが起きていて、海外のグループ会社でも同じような被害が見つかっているということです。
会社によりますと、世界各地で被害が相次いでいる一連のサイバー攻撃と同じ種類のサイバー攻撃と見られるということで、復旧作業を急いでいます。
ネットに被害情報相次ぐ
インターネット上では、今回のサイバー攻撃の被害が各国で表面化した13日以降、職場などでの被害を訴える書き込みが相次いでいます。
このうち短文投稿サイトの「ツイッター」では、日立製作所とそのグループ会社をめぐり、「商品発注システムがニュースでやってたサイバー攻撃を受けてダウンしている模様」とか、「日立がサイバー攻撃を受けているようで電話FAXも全滅」といった書き込みのほか、日立製作所が運営する病院の名前を挙げて「サイバー攻撃にあったそうです!」と伝えるものもあります。こうした情報は日立製作所でも把握していて、現在、グループ会社なども含めた詳しい被害の状況を調べているということです。
このほかインターネット上では、企業名は分かりませんが、「5時起きで出勤したのに、ウイルス感染で社内システムが使えない状態」とか、「噂のランサムウェアに我が社もやられたらしい」など平日を迎えた15日朝から被害を訴える書き込みが相次いでいます。