過激派組織IS=
イスラミックステートが
イラク国内で
最大の
拠点としてきた
モスルの
奪還に
向けた
作戦で、
イラク軍はISが
最後まで
占拠している
旧市街に
部隊を
進めましたが、IS
側も
抵抗しており、
激しい
市街戦が
続いています。
過激派組織ISが
拠点としてきた
イラク第2の
都市モスルの
奪還に
向けて、イラク
軍は
18日、
最後までISが
占拠している
西部の
旧市街に
部隊を
進め、
作戦は
最終段階に
入ったとしています。
ただ、旧市街には人口が密集し、国連によりますと今もおよそ10万人の市民が取り残されている可能性があり、空爆や砲撃が行われれば古い建物が倒壊して多くの市民が巻き添えになることが懸念されています。
このため、イラク軍は大規模な攻撃をできるだけ控え、ISの戦闘員が潜んでいるおそれのある住宅などを一軒一軒回って掃討する作戦を進めています。
これに対して、周囲を包囲されたISの戦闘員は、爆発物を積んだ車で攻撃を行うなど抵抗しており、激しい市街戦が続いているということです。
3年前にISが制圧し、イラクに勢力を広げる足がかりとしてきたモスルが奪還されれば、ISはイラクで支配下に置いてきた主要都市をすべて失うことになり、大きな打撃を受けるものと見られます。