先月は北日本から西日本にかけての広い範囲で平年に比べて気温が高い日が多く、先月21日には埼玉県越谷市の小学校で、運動会中に児童が熱中症と見られる症状で病院に搬送されるなど、屋外のスポーツイベントで複数の人が搬送されるケースが目立ったということです。
都道府県別では、埼玉県が215人と最も多く、次いで、東京都が212人、愛知県が190人、大阪府が166人などとなっています。
症状の程度は死亡した人が2人、入院が必要な人が1049人で、このうち3週間以上の入院が必要な重症者は71人でした。
また、年齢別では、65歳以上が1664人と全体の半数近くを占めたほか、住宅内や住宅の敷地内で熱中症になった人が983人と、全体の3割近くを占め最も多くなっています。
気象庁によりますと、ことしの夏は全国的に平年に比べて気温が高く、暑い夏になると予想され、総務省消防庁は、こまめな水分補給など熱中症対策を心がけるよう呼びかけています。