国営の朝鮮中央テレビは、24日夜、朝鮮戦争の勃発から67年となるのを前にして各地で開かれた、アメリカを非難する集会の様子を放送しました。
また、朝鮮中央通信は、朝鮮戦争に関する記事の中で、「アメリカに鉄ついを下すことがわが軍隊と人民の意志だ。東方の核強国、アジアのミサイル盟主であるわが国からアメリカが得られるのは、惨めな敗北だけだ」と主張しました。
アメリカのトランプ大統領は、今月29日から2日間、ワシントンで韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領との初めての首脳会談に臨む予定で、これに対して北朝鮮は、「アメリカと南が結託して制裁と圧迫を追求している」などと反発しています。
首都ピョンヤンでは25日、大勢の市民を動員して大規模な反米集会が開かれる見通しで、核・ミサイル開発を加速する姿勢を鮮明にするなどして、米韓首脳会談を控えたトランプ政権をけん制するものと見られます。