妻の
小林麻央さんを
亡くした
歌舞伎俳優の
市川海老蔵さんが、
4歳の
長男とともに
臨む
歌舞伎の
公演が
3日から
始まり、
昼の
部から
登場した
海老蔵さんの
力強い
演技に
満員の
観客から
大きな
拍手がおくられました。
市川海老蔵さんは
乳がんの闘病をしていた
妻の
小林麻央さんを
先月22日に
亡くしましたが、
東京の
歌舞伎座で
3日から
始まった「
七月大歌舞伎」に
予定どおり
出演し、
初日の
舞台に
立ちました。
このうち、午前11時から始まった昼の部では、2つの演目に主役で出演し、「連獅子」で獅子の精を演じる海老蔵さんが、頭にかぶった白く長い毛を全身を使って力強く振り回すと、満員の観客から大きな拍手がおくられていました。
また、午後5時前から始まる夜の部では、海老蔵さんが長男の堀越勸玄くん(4)とともに出演します。
この演目では親子2人で宙を舞いながら演技する「宙乗り」を披露する見せ場もあり、麻央さんはこの舞台のことをブログにつづっていました。
昼の部を見終わり、後日、夜の部も見るという36歳の女性は「普通だったら喪に服したい時期だと思いますが、それを感じさせない精神力の強さはすごいなと思いました。麻央ちゃんのブログでも宙乗りのことが書いてあったので、親子での演技が見られるのが楽しみです」と話していました。
歌舞伎座の「七月大歌舞伎」は今月27日まで行われ、夜の部の指定席はすでにすべての日程で完売しています。