振り込め
詐欺事件を
捜査していた
日本の
警察からの
協力要請を
受けて、
中国の
公安当局が、
南部の
福建省で
日本人35人を
詐欺の
疑いで
拘束していたことがわかりました。
複数の
関係者によりますと、
中国南部・
福建省の
公安当局から
日本人35人を
詐欺の
疑いで
拘束したと
今月初めに日本政府に
連絡があったということです。
拘束された日本人らは、千葉県で被害が確認された振り込め詐欺事件に関わり、電話をかける役回りを担っていた疑いがあるとして、日本の警察庁から中国の公安当局に対して、捜査協力を要請していたということです。
日本と中国の間には、容疑者の身柄を引き渡す条約がないため、35人の身柄の扱いは今後、中国当局が判断することになります。
振り込め詐欺をめぐっては、日本での摘発を逃れるため、中国など海外に拠点を設けて、電話をかけるケースもあることから、中国の公安当局による捜査で活動の実態の解明につながるのか注目されます。