Japanese News: 東芝社長「半導体事業の売却交渉に最善尽くす」

東芝とうしば社長しゃちょう「半導体はんどうたい事業じぎょうの売却ばいきゃく交渉こうしょうに最善さいぜん尽つくす」

Aug 10, 2017 16:08

Furigana

東芝とうしばの綱川つなかわ智さとし社長しゃちょうは１いち０ぜろ日にち午後ごご、記者きしゃ会見かいけんし、昨年度さくねんどの決算けっさんの発表はっぴょうが終おわり、経営けいえい再建さいけんに向むけた課題かだいの一ひとつが解決かいけつされたとして、今後こんごは半導体はんどうたい事業じぎょうの売却ばいきゃく交渉こうしょうに最善さいぜんを尽つくす考かんがえを強調きょうちょうしました。東芝とうしばの綱川つなかわ社長しゃちょうは１いち０ぜろ日にち午後ごご、東京とうきょう都内とないの本社ほんしゃで記者きしゃ会見かいけんしました。

この中なかで、綱川つなかわ社長しゃちょうは「昨年度さくねんどの有価ゆうか証券しょうけん報告ほうこく書しょの提出ていしゅつと決算けっさんの正常せいじょう化かによって課題かだいの一ひとつが解決かいけつされたと考かんがえている」と述のべました。そのうえで、交渉こうしょうが難航なんこうしている半導体はんどうたい事業じぎょうの売却ばいきゃくについて「産業さんぎょう革新かくしん機構きこうなどと合意ごうい成立せいりつを目指めざして交渉こうしょうを行おこなっているが、目標もくひょう期日きじつまでに合意ごういに至いたらなかったため、それ以外いがいの交渉こうしょう先さきとも並行へいこうして交渉こうしょうを行おこなっている。来年らいねん３月さんがつ末まつの売却ばいきゃく完了かんりょうに向むけて最善さいぜんを尽つくす」と述のべました。

優先ゆうせん的てきに交渉こうしょうを進すすめてきた“日にち米べい韓かん連合れんごう”以外いがいの交渉こうしょう先さきについては、アメリカのメーカー、ウエスタンデジタルと台湾たいわんのホンハイ精密せいみつ工業こうぎょうを挙あげ、「独占どくせん禁止きんし法ほうの審査しんさを考かんがえると決けっして容易よういではないと思おもうが頑張がんばりたい」と述のべ、債務さいむ超過ちょうかとなっている現在げんざいの財務ざいむ状況じょうきょうを改善かいぜんして株式かぶしきの上場じょうじょう廃止はいしを避さけるためにも、売却ばいきゃく交渉こうしょうを急いそぐ考かんがえを強調きょうちょうしました。

一方いっぽう、昨年度さくねんどの決算けっさんに関連かんれんして、会計かいけい処理しょりをみずからチェックする内部ないぶ統制とうせいについて、監査かんさ法人ほうじんが「不ふ適正てきせい」の意見いけんをつけたことについて、綱川つなかわ社長しゃちょうは「不備ふびを指摘してきされたのは、アメリカの原子力げんしりょく事業じぎょうによる損失そんしつの時期じきの認識にんしきとその会計かいけい処理しょりの１いち点てんだ。アメリカの原子力げんしりょく子会社こがいしゃが連結れんけつ決算けっさんから外はずれ、不備ふびが起おきる可能かのう性せいはなくなった。そのほかに不備ふびはないと考かんがえている」と述のべました。