中国で
開かれている
5年に
1度の
共産党大会は
24日最終日を
迎え、
習近平国家主席の
指導理念を
盛り込んだ
党の
最高規則にあたる
党規約の
改正案を
採択して
閉会する
見通しで、
中国共産党は、
党大会閉会後の
25日、習
主席に
極めて
権力が
集中した
形で
2期目の
新たな
指導部を
発足させることになりそうです。
今月18日から
始まった
5年に
1度の
中国共産党大会は、
24日、
7日間の
日程を
終えて
閉会します。
24日は、党の最高規則にあたる党規約の改正案を採択し、習近平国家主席が党のトップの総書記として政治報告で打ち出した「新時代の中国の特色ある社会主義思想」という指導理念を盛り込む見通しで、中国共産党は、習主席に極めて権力が集中した体制が党規約の上でも確定することになります。
指導理念には、習主席の名前が盛り込まれる可能性があり、実現すれば、建国の父といわれる毛沢東の「毛沢東思想」、改革開放政策を打ち出したトウ小平の「トウ小平理論」に続くものとなり、習主席への権威づけがいっそう進むことになります。
また人事をめぐっては、およそ200人の党の新しい中央委員が選出され、いまの最高指導部、政治局常務委員の7人のうち、習主席と李克強首相を除く5人が党の第一線から退く見通しです。
このうち、習主席の盟友として汚職摘発を指揮した王岐山氏は、68歳以上は引退するという慣例を破って留任するかが注目されていましたが、中国筋などによりますと、中央委員には選ばれず、最高指導部から退くことになったということです。
新しい最高指導部のメンバーには習主席が信頼を置く人物が抜てきされるとみられ、新しい中央委員が党大会閉会後の25日、中央委員会総会を開いて正式に選出する見通しです。
※トウは、登におおざと