中国電力が
山口県上関町に
提案した
原子力発電所の
使用済み核燃料を
一時保管する「
中間貯蔵施設」の
建設をめぐり18
日臨時の
町議会が
開かれ、
この中で
西哲夫町長は
建設に
向けた
地質などの
調査を
受け入れる考えを
示しました。
調査は関西電力と共同で実施され、実際に建設されれば全国で2か所目になります。
反対派 町長囲むなど 役場周辺は一時騒然も
臨時議会開会前の18日朝、上関町役場の前では「中間貯蔵施設」の建設に向けた調査に反対する住民などが、「上関に核のゴミは不要」などとする横断幕を掲げて抗議活動を行いました。
そして午前8時半ごろ、西町長が役場の駐車場に到着すると、反対住民たちが「一部の人間ですべてを決めるな」などと声をあげて車を取り囲み町長が車から出られない状態となりました。
警察が出動して離れるように呼びかけましたが、反対する人たちともみ合いになるなど役場周辺は一時、騒然となりました。
しばらくの間、もみ合いが続き、町長は到着からおよそ30分後の午前9時前に役場に入りました。
臨時町議会の傍聴席抽せんの倍率は4.5倍
上関町の臨時議会では開会1時間前の午前8時に傍聴券の抽せんの受け付けが行われ、希望する人たちが詰めかけました。
町によりますと、用意された20席の傍聴席に対して90人が傍聴を希望し、抽せんの倍率は4.5倍になったということです。