日本新聞: 首都圏の新築マンションバブル期以来27年ぶりの高値

首都しゅと圏けんの新築しんちくマンションバブル期き以来いらい27年ねんぶりの高値たかね

Jul 17, 2018 15:07

Furigana

先月せんげつまでの半年はんとし間かんに首都しゅと圏けんで発売はつばいされた新築しんちくマンションの１いち戸こ当あたりの平均へいきん価格かかくは5900万まん円えん余あまりと６ろく年ねん連続れんぞくで上昇じょうしょうし、バブル期きの平成へいせい３さん年ねん以来いらい、27年ねんぶりの高たかい水準すいじゅんとなりました。民間みんかんの調査ちょうさ会社かいしゃ、「不動産ふどうさん経済けいざい研究所けんきゅうじょ」によりますと、東京とうきょう・神奈川かながわ・埼玉さいたま・千葉ちばの１いち都と３さん県けんで、ことし１月いちがつから先月せんげつまでの半年はんとし間かんに発売はつばいされた新築しんちくマンションの一いち戸こ当あたりの平均へいきん価格かかくは、5962万まん円えんでした。

去年きょねんの同おなじ時期じきと比くらべて1.3％値上ねあがりして６ろく年ねん連続れんぞくの上昇じょうしょうとなり、バブル期きの平成へいせい３さん年ねん以来いらい、27年ねんぶりの高たかい水準すいじゅんとなりました。

これは、建設けんせつ現場げんばの人手ひとで不足ふそくで人件じんけん費ひなどが高たかい状態じょうたいが続つづいているほか、都心としん部ぶの高額こうがく物件ぶっけんの販売はんばいが好調こうちょうなことなどが主おもな要因よういんです。

一方いっぽう、新築しんちくマンションの発売はつばい戸数こすうは１いち万まん5504戸こで、去年きょねんの同おなじ時期じきより5.3％増ふえました。

都心としんの物件ぶっけんの価格かかくが高こう止とまりしている影響えいきょうで、千葉ちばや埼玉さいたまといった郊外こうがいエリアで、駅えき近ちかくの大型おおがた物件ぶっけんの発売はつばいが増ふえるなどしたことから、２に年ねん連続れんぞくの増加ぞうかとなりました。

不動産ふどうさん経済けいざい研究所けんきゅうじょは「割安わりやす感かんのある郊外こうがいの物件ぶっけんでも、より利便りべん性せいの高たかい駅えき周辺しゅうへんなど立地りっちを厳選げんせんする傾向けいこうにあるため、全体ぜんたいの平均へいきん価格かかくは高こう止どまりの状態じょうたいが続つづきそうだ」と話はなしています。