史上初めて1
年延期された
東京オリンピック・パラリンピックをめぐっては
国内外で
新型コロナウイルスの
感染拡大を
抑えることができていないため、
組織委員会やIOC=
国際オリンピック
委員会などは3
月、
海外からの
観客の
受け入れ断念を
決め、
国内の
観客数の
上限については4
月中に
方向性を
示すとしていました。
これについて組織委員会の橋本会長はきょう開かれたIOC理事会のあとの記者会見で「最終的な判断をいつ示すことができるかは検討中だが、少し時間がかかるかもしれない」と述べ判断を先送りする考えを示しました。
また、同席した武藤事務総長は「場合によっては6月ということもありうるだろうと判断している状況だがこれから詰めることになる」と述べ、判断の時期が6月にずれ込む可能性を示唆しました。
そのうえで「極端に判断が遅くなると、チケットホルダーやホテルなどに迷惑がかかるので新型コロナの感染状況を見極める必要性と、迷惑をかけないことを総合的に考えながらこれから相談していくことになる」と述べました。
組織委員会はIOCとIPC=国際パラリンピック委員会、それに政府、東京都の5者による協議を来週にも開催し観客の受け入れについて意見を交わすことにしています。