むかし、
京の
都に、たのもしどんという
男がいました。
たのもしどんは
大きな
体で、
肩を
高くして
歩いていました。
村の
人たちは「たのもしどんがいるから
安心だ」と
言っていました。
ある
日、たのもしどんの
奥さんが、
朝早くから
台所に
立っていました。
たのもしどんが
仕事に
持っていく
弁当を
作っていました。
奥さんが
台所を
見たら、
人のような
影がありました。
奥さんはびっくりして、たのもしどんを
呼びました。
たのもしどんは、こわくて
仕方がありませんでした。
しかし、
奥さんが
見ているので、
刀を
持って
台所へ
行きました。
台所には、
刀を
持った
大きな
体の
裸の
男がいました。
たのもしどんは、
部屋に
戻って
寝てしまいました。
奥さんが
台所に
行くと、
台所に
日が
当たって、
奥さんの
影が
出ていました。
当妻子走进厨房时,阳光照进了厨房,她的影子也随之出现。
たのもしどんは、
奥さんの
影を
泥棒だと
思ったのでした。