日本新聞: 国連安保理イスラエル軍事作戦拡大方針に非難相次ぐ米は擁護

国連こくれん安保理あんぽりイスラエル軍事ぐんじ作戦さくせん拡大かくだい方針ほうしんに非難ひなん相次あいつぐ米べいは擁護ようご

N2 Aug 11, 2025 07:08 1

Furigana 翻译

イスラエルがパレスチナのガザガザ地区ちくの軍事ぐんじ作戦さくせんを拡大かくだいする方針ほうしんを発表はっぴょうした事ことを受うけて10日とおか、国連こくれんの安全あんぜん保障ほしょう理事会りじかいが開ひらかれ、非難ひなんと撤回てっかいを求もとめる声こえが相次あいつぎましたが、アメリカはイスラエルを擁護ようごし、一致いっちした対応たいおうをとるに至いたりませんでした。

安保理あんぽりの緊急きんきゅう会合かいごうは、アメリカを除のぞくすべての理事国りじこくの支持しじを受うけて10日とおか、開ひらかれました。

イギリスのカリウキ次席じせき大使たいしは「軍事ぐんじ作戦さくせんの拡大かくだいは紛争ふんそうの終結しゅうけつにはつながらず、人質ひとじちの解放かいほうも実現じつげんしない。ガザの人々ひとびとの苦難くなんを深ふかめるだけだ。これは解決かいけつではなくさらなる流血りゅうけつへの道みちだ」と述のべるとともに、子こどもが飢餓きがに苦くるしみ、食料しょくりょうを求もとめる民間人みんかんじんが殺害さつがいされている非人道性ひにんどうせいは正当化せいとうかできないとイスラエルを非難ひなんしました。

ほかの理事国りじこくからも、作戦さくせん拡大かくだいは国際こくさい人道じんどう法ほうに違反いはんするおそれがあるとして、非難ひなんと撤回てっかいを求もとめる声こえが相次あいつぎました。

これに対たいしてイスラエルのミラー次席じせき大使たいしは「軍ぐんは人道じんどう支援しえんの流ながれを確保かくほしながらガザを掌握しょうあくしようとしている。永続的えいぞくてきにガザを占領せんりょうする計画けいかくはない」と反論はんろんしました。

また、アメリカのシェイ臨時りんじ代理だいり大使たいしは「驚おどろくべき事ことに安保理あんぽりのメンバーたちはハマスに圧力あつりょくをかけるのではなく、イスラエルに関かんするうそを拡散かくさんさせ、テロリストにプロパガンダ的てきな勝利しょうりを授さずけることで戦争せんそうを長引ながびかせている」と述のべイスラエルを非難ひなんする国々くにぐにを批判ひはんしました。

拒否権きょひけんを持もつアメリカがイスラエル擁護ようごの立場たちばを続つづけ、安保理あんぽりはガザ情勢じょうせいで一致いっちした対応たいおうをとれないでいます。