明日あすべい首脳しゅのう会談かいだん 各国かっこく専門せんもんかどうる?【くわしく】







Easy Japanese news
N2 Aug 15, 2025 08:08 321
Furigana 번역
일본 신문
アメリカ大統領だいとうりょうとロシアの大統領だいとうりょうは、日本にほん時間じかん16日じゅうろくにちにウクライナ侵攻んこうはじまって以降いこうはじめてとなる対面たいめんでの首脳しゅのう会談かいだんおこないます。大統領だいとうりょう14日じゅうよっか会談かいだん結果けっか次第しだいでウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうまじえた2にかい会談かいだんおこないたいと強調きょうちょうし、停戦ていせんけて一定いってい進展しんてんいだせるかが焦点しょうてんとなります。 大統領だいとうりょう大統領だいとうりょう首脳しゅのう会談かいだん15日じゅうごにち、アメリカ・アラスカしゅう最大さいだい都市としアンカレジにあるアメリカぐん基地きちおこなわれる予定よていです。 対面たいめんでのべい首脳しゅのう会談かいだんおよそ3年さんねんはんにわたるロシアによるウクライナ侵攻しんこうはじめてで、ロシアがわによりますと現地げんち時間じかん15日じゅうごにち午前ごぜん11時半じゅういちじはんごろ、日本にほん時間じかん16日じゅうろくにち午前ごぜん4時半よじはんごろからおこなわれます。 そして2人ふたりだけで通訳つうやくかいして会談かいだんしたのちに、両国りょうこく代表だいひょうだんくわわるとしていて、終了しゅうりょうには共同きょうどう会見かいけん予定よていされているということです。 会談かいだん先立さきだ14日じゅうよっか大統領だいとうりょうはホワイトハウスで記者きしゃだんたいし「よい会談かいだんになるとおもうが、より重要じゅうようなのは2回にかいだ。大統領だいとうりょう大統領だいとうりょうもしかしたら、ヨーロッパ首脳しゅのうくわわる会談かいだんおこなうことになるかもしれない」とべました。 そのうえで、「今回こんかいげたいのはつぎ会談かいだんセットすることだ。うまくいかなければ、会談かいだんはすぐにわるだろうし、うまくいけば、ちか将来しょうらい平和へいわにすることになるだろう」ともべ、ウクライナもまじえたつぎ会談かいだんをすみやかにおこないたいと強調きょうちょうし、そのような会談かいだんをアラスカでおこな可能かのうせいにも言及げんきゅうしました。 一方いっぽう、ロシアがわは、大統領だいとうりょうのウシャコフ補佐ほさかん14日じゅうよっか、「ウクライナ危機きき解決かいけつ中心ちゅうしん議題ぎだいになるだろうが、平和へいわ安全あんぜん確保かくほかんするより幅広はばひろ議論ぎろんおこなわれるだろう」とべたうえ経済けいざい貿易ぼうえき分野ぶんやふくめた2国にこくかん関係かんけいについても議論ぎろんおこなわれるという認識にんしきしめしています。 また、ロシア国営こくえいのタス通信つうしんは、大統領だいとうりょうのペスコフ報道ほうどうかんが、首脳しゅのう会談かいだんけて成果せいか文書ぶんしょすことは予定よていされていないとべたとほうじました。 今回こんかい会談かいだんでは、まずはべいロの首脳しゅのう議論ぎろんしたうえ停戦ていせんけて一定いってい進展しんてんいだせるかが焦点しょうてんとなります。 会談かいだんどうる? アメリカの専門せんもん国際こくさい関係かんけい専門せんもんのジョージタウン大学だいがくのチャールズ・カプチャン教授きょうじゅは、トランプ大統領だいとうりょう対面たいめんでのべい首脳しゅのう会談かいだん開催かいさいめたことについて「プーチン大統領だいとうりょうとの対話たいわはじめることを評価ひょうかしたい。この戦争せんそうわるには、アメリカ、ロシア両国りょうこく直接ちょくせつ対話たいわ必要ひつようだからだ。この戦争せんそう戦場せんじょうではなく交渉こうしょう終結しゅうけつするものだ。ロシア、ウクライナともに勝利しょうりできるちからっていない」とべ、会談かいだんおこなうこと自体じたいには前向まえむきな評価ひょうかしめしました。 一方いっぽうで「じゅくまえ会談かいだんおこなうことは、トランプ大統領だいとうりょうにとって間違まちがいかもしれない。なぜなら、プーチン大統領だいとうりょうにとっては、冷遇れいぐうされた孤立こりつ状態じょうたいけだし、アメリカにまねかれ、大統領だいとうりょう対面たいめんすることはおおきな勝利しょうり意味いみするからだ。プーチン大統領だいとうりょうきや妥協だきょうおうじ、戦争せんそう放棄ほうきする用意よういがあるとトランプ大統領だいとうりょう判断はんだんした場合ばあいにのみ、そのおおきな勝利しょうり提供ていきょうすべきだが、プーチン大統領だいとうりょうがその方向ほうこうかっているかはわからない」とべ、戦争せんそう終結しゅうけつけた具体ぐたいてき道筋みちすじいだせていないなかでの会談かいだん懸念けねんしめしました。 そして会談かいだん行方ゆくえについては「もっと可能かのうせいたかいのはほとんどなにわらず、会談かいだん状況じょうきょう会談かいだんまえとほぼおなじというものだ。つまり、プーチン大統領だいとうりょう時間じかんかせいで戦場せんじょう前進ぜんしんし、ウクライナは兵力へいりょく物資ぶっし不足ふそく直面ちょくめんするという状況じょうきょうだ」と予測よそくしました。 そのうえで「もし、トランプ大統領だいとうりょうがこの会談かいだん戦争せんそう終結しゅうけつけた具体ぐたいてき成果せいか進展しんてんられずにることになれば、トランプ大統領だいとうりょうはなんらかの代償だいしょうはらうことになるだろう」とべ、今回こんかい会談かいだんはトランプ大統領だいとうりょうにとってリスクもともなうものになると指摘してきしました。 イギリスの専門せんもん双方そうほう思惑おもわくにはへだたり” イギリスのちゅうウクライナ大使たいしつとめたイギリスのシンクタンク、チャタムハウス=王立おうりつ国際こくさい問題もんだい研究所けんきゅうじょのサイモン・スミスは、アメリカがわのねらいについて「トランプ大統領だいとうりょう自分じぶんがウクライナでの紛争ふんそう終結しゅうけつおおきな影響えいきょうをもたらしているとしめしたいのだろう。てっとりはや解決かいけつさく模索もさくしている」とべ、トランプ大統領だいとうりょう解決かいけついそいでいるのではないかとの見方みかたしめしました。 一方いっぽう、ロシアがわのねらいについては「プーチン大統領だいとうりょう時間じかんかせぎをしているのだろう。時間じかんがたてばウクライナや、ウクライナを支援しえんしているくに弱体じゃくたいするとかんがえている。トランプ大統領だいとうりょうのようにこの会談かいだんから結果けっか必要ひつようかんじていないとおもう」として、双方そうほう思惑おもわくにはへだたりがあると指摘してきしました。 そして、「トランプ大統領だいとうりょうはプーチン大統領だいとうりょうから紛争ふんそうわらせるためには領土りょうど譲歩じょうほ不可欠ふかけつだと説得せっとくさせられる可能かのうせいもある」とべたうえで、会談かいだん行方ゆくえについて「かならずしもおおきな結果けっかをもたらすとはおもわない。公正こうせいで、許容きょようできる解決かいけつさくがもたらされる可能かのうせいひくく、ウクライナやヨーロッパにとってよくない結果けっかとなる可能かのうせいたかい」として懐疑かいぎてき見解けんかいしめしました。 ウクライナのひとたちは ウクライナ情勢じょうせいめぐりアメリカとロシアの首脳しゅのう会談かいだんおこなわれることについて、ウクライナの首都しゅとキーウでまちひとたちにはなしくと、今月こんげつ3年さんねんはんおよ侵攻しんこう終結しゅうけつにつながってしいとねがこえかれる一方いっぽう懐疑かいぎてきこえかれました。 このうち50ごじゅうだい男性だんせいは「過度かど楽観らっかんてきではないが、期待きたいっている。おおくのひとあいするひとくし、人生じんせい粉々こなごなにされた。みなつかれ、戦争せんそうはやわってしいとおもっている」とはなしていました。 また、ロシアが侵攻しんこうしたヘルソンしゅうから避難ひなんしている50ごじゅうだい女性じょせいは「ウクライナきに会談かいだんおこなわれることはだれいとはおもっていないだろう」としながらも「交渉こうしょうには期待きたいちたい。なにかがきれば、うれしい」とはなしていました。 一方いっぽう50ごじゅうだい男性だんせいは「われわれの大統領だいとうりょう首脳しゅのう会談かいだん参加さんかできないのは間違まちがっている。ウクライナなしにウクライナについてなんらかの合意ごういがなされるのは外交がいこうてきではない」とはなし、「これまでの会談かいだん合意ごういなににもつながらなかったので、今回こんかい特別とくべつなことはきないだろう」と懐疑かいぎてき見方みかたしめしていました。 ウクライナの戦況せんきょう どうる ウクライナの戦況せんきょう分析ぶんせきつづけているアメリカのシンクタンク戦争せんそう研究所けんきゅうじょによりますと、ロシアぐん一方いっぽうてき併合へいごう宣言せんげんしている「ウクライナ東部とうぶのルハンシクしゅうとドネツクしゅう」「南部なんぶのザポリージャしゅうとヘルソンしゅう」にくわえて、東部とうぶのハルキウしゅう北東ほくとうのスムイしゅう部隊ぶたい展開てんかいさせています。 ロシアぐんはヘルソンの市街しがい集中しゅうちゅうてき砲撃ほうげきくわえていて、住民じゅうみんそうとしているほか、ドネツクしゅう要衝ようしょう、ポクロウシクの制圧せいあつ目指めざしてはげしい攻撃こうげきおこなっていると分析ぶんせきしています。 戦争せんそう研究所けんきゅうじょのカテリナ・ステパネンコは「もっと危機ききてき状況じょうきょうはポクロウシクの方面ほうめんで、ロシアぐんはポクロウシクやその周辺しゅうへんにも侵入しんにゅうしている。無人むじんなどでウクライナぐん補給ほきゅうルートをとうとしている」とべています。 そのうえでロシアぐんがポクロウシク方面ほうめん戦力せんりょく集中しゅうちゅうさせているねらいについては「目的もくてき情報じょうほうめんにあるとおもう。ロシアが優位ゆういにあると主張しゅちょうするみの一環いっかんだ」とべ、ロシアがわべい首脳しゅのう会談かいだんまえにアメリカとのウクライナ情勢じょうせいをめぐる交渉こうしょう優位ゆういとうと、占領せんりょう拡大かくだいいそいでいるとの見方みかたしめしました。 また、今回こんかい首脳しゅのう会談かいだんでは領土りょうどをめぐって意見いけんわされるとみられるなか、ステパネンコは「ウクライナ南西なんせい黒海こっかい沿岸えんがんやドニプロがわ沿いの地域ちいきは、ウクライナにとって経済けいざいてきにも軍事ぐんじてきにも不可欠ふかけつ地域ちいきだ。ロシアによる侵攻しんこうかえさせないという長期ちょうきてき観点かんてんからも、すくなくともヘルソンしゅうとザポリージャしゅう解放かいほうしなければならない」とべ、ロシアぐん一部いちぶ占拠せんきょしているザポリージャしゅうとヘルソンしゅう奪還だっかん重要じゅうようだとのかんがえをしめしました。 べい首脳しゅのう会談かいだん ウクライナはどうている? Q.べい首脳しゅのう会談かいだんまえにウクライナのいまの雰囲気ふんいきは? A.防空ぼうくう警報けいほうそなえて地下ちかのシェルターからつたえています。ロシアによる侵攻しんこうはじまってから今月こんげつ3年さんねんはんとなります。ウクライナではおおくの民間みんかんじんがミサイルや無人むじんによる攻撃こうげきまれ、死者ししゃすくなくとも1いちまん3000人さんぜんにん以上いじょうのぼっています。そうしたなかまったアメリカとロシアの首脳しゅのう会談かいだんウクライナきで領土りょうどについてはなわれる可能かのうせい沙汰ざたされ、人々ひとびとはその行方ゆくえ不安ふあんいだきながら見守みまもっています。ただ長期ちょうきする侵攻しんこうはやわってほしいとかんじているひとおおく、終結しゅうけつけてこの会談かいだんいちになってほしい、そのようにねがこえかれます。 Q.ウクライナきにおこなわれるべい首脳しゅのう会談かいだんをウクライナはどうている? A.ゼレンスキー大統領だいとうりょうは、ウクライナのあたましにウクライナの主権しゅけん領土りょうどかんすることがまることをつよ警戒けいかいし、外交がいこう活発かっぱつさせてきました。ゼレンスキー大統領だいとうりょう連日れんじつのように世界中せかいじゅう首脳しゅのう電話でんわ会談かいだんし、まず実現じつげんすべきは停戦ていせんであり、ウクライナにかんすることはウクライナきにはめられないとつようったえてきました。会談かいだんまえ領土りょうど交換こうかん言及げんきゅうしていたトランプ大統領だいとうりょうは、13日じゅうさんにちのオンライン会合かいごうでは、「領土りょうど問題もんだい」についてべいロでめることはないとの認識にんしきしめしたとされ、ウクライナのはたらきかけが影響えいきょうした可能かのうせいもあります。ただ、ウクライナは会談かいだん参加さんかできないだけに、トランプ大統領だいとうりょうがプーチン大統領だいとうりょう説得せっとくされ心変こころがわりするのではないかという不安ふあんのこっているとみられます。ウクライナとしては、会談かいだん不利ふり結果けっかにつながらないよう国際こくさい社会しゃかいとの結束けっそくつよめ、今後こんご展開てんかいそなえるかまえです。 トランプ大統領だいとうりょう 就任しゅうにんうごき アメリカの大統領だいとうりょうはことし1いちがつ大統領だいとうりょう就任しゅうにんするまえから「戦争せんそう24にじゅうよ時間じかんわらせる」と主張しゅちょうするなどロシアとウクライナとの戦闘せんとう早期そうき終結しゅうけつ実現じつげん意欲いよくしめしてきました。 就任しゅうにんには、まえのバイデン政権せいけん方針ほうしん転換てんかんしてロシアのプーチン大統領だいとうりょうとの接触せっしょくし、2がつ12じゅうににちにプーチン大統領だいとうりょうとの電話でんわ会談かいだんおこなったと発表はっぴょう その2がつ18じゅうはちにちには2022にせんにじゅうにねんのロシアによるウクライナへの侵攻しんこう開始かいし以降いこうはじめて、べいロの外相がいしょう対面たいめん正式せいしき会談かいだんしました。 また、おな2がつ、トランプ大統領だいとうりょうは、ウクライナがもとめているNATO=北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこうへの加盟かめいについて「現実げんじつてきではない」と否定ひていてきかんがえをしめしたほか、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうを「選挙せんきょなき独裁どくさいしゃ」とんで非難ひなんするなど、ロシアりともめられる発言はつげん相次あいついでおこないました。 2がつ28にじゅうはちにちにホワイトハウスでおこなわれたゼレンスキー大統領だいとうりょうとの会談かいだんでははげしい口論こうろんとなり、予定よていしていたウクライナ国内こくない鉱物こうぶつ資源しげん権益けんえきをめぐる合意ごうい文書ぶんしょへの署名しょめい見送みおくられ、ウクライナとの関係かんけい悪化あっかしました。 その、トランプ政権せいけんがウクライナへの軍事ぐんじ支援しえん軍事ぐんじ情報じょうほう共有きょうゆう一時いちじ停止ていししたことがあきらかになりました。 こうしたなか4がつ、ローマ・カトリック教会きょうかいのフランシスコ教皇きょうこう葬儀そうぎにあわせてバチカンでトランプ大統領だいとうりょうとゼレンスキー大統領だいとうりょうふたた会談かいだんしました。 トランプ大統領だいとうりょうはこの会談かいだん評価ひょうかする一方いっぽう、ロシアへの失望しつぼう表明ひょうめいしました。 その、トランプ大統領だいとうりょうは、ロシアがウクライナへの攻撃こうげき継続けいぞくし、戦闘せんとう終結しゅうけつ実現じつげんしないことに、次第しだいにいらだちをつのらせました。 先月せんげつには、「非常ひじょう失望しつぼうしている。プーチン大統領だいとうりょう停戦ていせんするつもりはない」とか「かれからはたくさんでたらめびせられている。かれいつもかんじがよいが、結局けっきょくのところ、意味いみがない」と不満ふまんしめしていました。 そして、トランプ大統領だいとうりょうは、ウクライナにたいしてNATOの加盟かめいこくとおじて防空ぼうくうシステム「パトリオット」をふく兵器へいき供与きょうよすると表明ひょうめいしました。 さらに、ロシアが停戦ていせんおうじなければ、ロシア製品せいひん購入こうにゅうする国々くにぐにたい2次にじ関税かんぜいかんがえをしめし、その、その期限きげん今月こんげつ8日ようかまでとする方針ほうしん表明ひょうめいしていました。 その期限きげん当日とうじつ、トランプ大統領だいとうりょうは、SNSへの投稿とうこうで、今月こんげつ15日じゅうごにちにアメリカのアラスカしゅうでプーチン大統領だいとうりょう首脳しゅのう会談かいだんおこなうことをあきらかにしました。 対面たいめんでのべい首脳しゅのう会談かいだんは、2021年にせんにじゅういちねん6月ろくがつにバイデンぜん大統領だいとうりょうがスイスのジュネーブでおこなって以来いらいで、ロシアによるウクライナ侵攻しんこうはじめてです。 トランプ大統領だいとうりょう今回こんかい会談かいだんを「ロシアの出方でかたをうかがう会談かいだん」と位置いちづけ、プーチン大統領だいとうりょうに「戦争せんそうわらせなければならない」とつたえるとしています。 さらに、ゼレンスキー大統領だいとうりょうふくめた3さんしゃ会談かいだん実現じつげんにも意欲いよくしめしていますが、ホワイトハウスの報道ほうどうかんは、今月こんげつ12日じゅうににち首脳しゅのう会談かいだんにゼレンスキー大統領だいとうりょう参加さんかしないとあきらかにしました。 トランプ大統領だいとうりょうとしては今回こんかい会談かいだんによって、停戦ていせんけて事態じたい打開だかいはかりたいかんがえです。
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