マダニが
媒介する
感染症、SFTS=「
重症熱性血小板減少症候群」について、ことし、
これまでに
全国から
報告された
患者数は
速報値で
142人となりました。
关于蜱虫传播的感染症,SFTS(即“重症热性血小板减少综合征”),今年截至目前在全国报告的患者人数为142人(初步统计数据)。
感染した
ペットの
体液などを
介して
感染する
ケースも
確認されていて、
専門家は
注意を
呼びかけています。
已经确认有通过感染宠物的体液等途径传播的病例,专家呼吁大家提高警惕。
SFTSは、主に原因となるウイルスを持つマダニに刺されることで感染する感染症で、重症化すると血液中の血小板が減少して出血が止まらなくなったり、意識障害が起きたりして死亡することがあり、厚生労働省によりますと、感染して死亡する患者の割合は10%から30%に上るとされています。
SFTS是一种主要通过被携带致病病毒的蜱虫叮咬而感染的传染病,若病情加重,可能导致血液中的血小板减少,出血无法止住,或出现意识障碍,甚至死亡。据厚生劳动省称,感染后死亡的患者比例高达10%到30%。
国立健康危機管理研究機構によりますと、先月24日までに31の道府県から患者が報告され、累計の患者数は速報値で142人となっていて、これまでで最も多かったおととしを上回って過去最多となっています。
据国立健康危机管理研究机构称,截至上个月24日,已有31个都道府县报告了患者,累计患者人数初步统计为142人,超过了此前最多的前一年,创下历史新高。
西日本を中心に患者数が多くなっていますが、ことしはこれまで感染が確認されていなかった北海道や関東地方からも患者が報告されていて、厚生労働省は、マダニに刺されないよう野外で肌の露出を減らすなどの対策を呼びかけています。
以西日本为中心,患者人数正在增加,但今年也有此前未确认感染的北海道和关东地区报告了患者。厚生劳动省呼吁大家采取措施,比如在户外减少皮肤暴露,以防被蜱虫叮咬。
さらに感染したネコをはじめとしたペットの体液などを介してヒトに感染するケースもあり、国立健康危機管理研究機構獣医科学部の前田健部長は「患者の少なくとも数%は、感染したネコから感染するなどしていると考えられる。
此外,通过感染猫等宠物的体液等途径感染人的案例也有出现,国立健康危机管理研究机构兽医科学部的前田健部长表示:“至少有几%的患者被认为是通过感染猫等途径感染的。”
ネコを
飼っている
場合は、ダニに
刺されないよう
室内飼いを
徹底する
ほか、
野外のネコは
素手で
触らないようにしてほしい」と
呼びかけています。
如果养猫的话,建议务必让猫只在室内饲养,以防被蜱虫叮咬,同时也呼吁大家不要用手直接接触野外的猫。