ロシア
軍はウクライナ
東部ドネツク
州の
完全掌握に
向け、ウクライナ
軍が
州内で
拠点とする
都市への
攻勢を
強めています。
一方、アメリカの国防総省はウクライナに4億ドルの新たな軍事支援を行うと発表し、ウクライナ東部を中心とする攻防は一層激しさを増す見通しです。
ウクライナへの侵攻を続けるロシアの国防省は8日、南部のミコライウ州やオデーサ州、それに東部のドネツク州やドニプロペトロウシク州など各地をミサイルで攻撃し、弾薬庫や兵器などを破壊したと発表しました。
特に、ドネツク州の完全掌握に軍事作戦の重点を移していて、地元の州知事はSNSへの投稿で、ウクライナ軍の重要拠点となっているクラマトルシクやスロビャンシクなどが7日に攻撃され、6人が死亡し、21人がけがをしたのに続き、8日にもその東側のシベルシクなどが攻撃を受け、5人が死亡し、8人がけがをしたと発表しました。
こうした中、アメリカの国防総省は8日、ウクライナに4億ドル、日本円でおよそ544億円の新たな軍事支援を行い、高機動ロケット砲システム=ハイマース4基のほか、従来のものより精度が高い、新型の155ミリ口径の砲弾1000発などを供与すると発表しました。
ウクライナ軍は先月、ハイマースを使った攻撃が領土内に侵入した標的に命中したと発表し、アメリカ国防総省の高官も1日、ウクライナに供与した兵器がロシア軍への攻撃で効果を上げているという認識を示しています。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、8日にSNSに投稿した、アメリカ・CNNテレビのインタビューの中で、東部での戦闘が最も厳しい状況になっているとしたうえで「ロシア軍の優位性を下げるため、アメリカだけでなく、各国の指導者たちに支援を求める」と改めて訴えました。
ウクライナは欧米の軍事支援を受け徹底抗戦する構えで、東部を中心とする攻防は一層激しさを増す見通しです。
米 国防総省 ハイマース4基など 4億ドルの支援発表
アメリカの
国防総省は8
日、ウクライナに4
億ドル、
日本円でおよそ544
億円の
新たな
軍事支援を
行うと
発表しました。
国防総省の発表によりますと、追加の軍事支援では高機動ロケット砲システム=ハイマース4基のほか、新型の155ミリ口径の砲弾1000発などを供与します。
国防総省の高官はこの砲弾について「従来のものに比べて精度が高い。弾薬の節約につながり、より効果的だ」としています。
また、この高官はロシア国防省が6日、ウクライナ東部ドネツク州で、ハイマース2基を破壊したとする主張について「正しくない。ウクライナ軍はハイマースを保有し、活用している」と否定し、今回の供与でウクライナ側のハイマースは合わせて12基になると述べました。
アメリカによるウクライナへの軍事支援は、2月下旬にロシアが軍事侵攻を開始して以降、これで合わせておよそ73億ドルとなり、日本円で1兆円に迫ります。
米中外相会談始まる 対面ではロシアのウクライナ侵攻後 初めて
アメリカのブリンケン
国務長官と
中国の
王毅外相の
会談が、
日本時間の9
日午前10
時半すぎ、インドネシアの
バリ島で
始まりました。
会談に先立ちブリンケン長官は「アメリカと中国の関係は複雑かつ重大だ。生産的かつ建設的な会談となることを楽しみにしている」と述べました。
一方、王外相は「中国とアメリカは大国として正常な交流を保つ必要がある。双方の努力によって両国関係を正常な軌道に戻すことが必要だ」と述べました。
両外相が対面で会談するのは去年10月以来で、ことし2月にロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって以降、初めてです。
会談ではインド太平洋地域で米中両国のせめぎ合いが激しさを増す中、偶発的な衝突を回避するため意見が交わされているものとみられます。
また、ロシアによる軍事侵攻が長期化するウクライナの情勢や台湾についても議論が行われているものとみられます。
ことし後半にアメリカは中間選挙を、中国は共産党大会の開催をそれぞれ控える中、ともに国内の政治情勢を重視する姿勢を強めていくとみられ、バイデン大統領が近く行う考えを示している米中の首脳会談に向けて、どのような調整が進められるのかも注目されています。
聖地メッカ ウクライナ情勢が巡礼にも影響
世界中のイスラム
教徒がサウジアラビアの
聖地メッカを
一斉に
訪れる大巡礼、「ハッジ」が、8
日最も重要とされる
日を
迎え、
多くの
巡礼者が
祈りをささげました。
ただ、ことしはロシアによるウクライナ侵攻を背景に燃料費が値上がりするなど巡礼に参加する費用が高騰していて影響が出ています。
「ハッジ」は、世界中のイスラム教徒がサウジアラビア西部、メッカにある聖地を訪れる、年に一度の大巡礼です。8日、預言者ムハンマドが最後に説法をしたとされる山があるアラファトの地に巡礼者が集まる最も重要な日を迎え、白い衣装に身を包んだ巡礼者が一斉に祈りをささげました。
サウジアラビア政府は新型コロナ対策のため、おととし(2020年)から外国からの巡礼者の受け入れを見送り、参加人数も大幅に制限してきましたが、ことしは参加者の年齢を65歳以下にかぎり、ワクチン接種も義務づけるとしたうえで、100万人まで人数を増やし、外国からの巡礼者も受け入れています。
ただ、ロシアによるウクライナ侵攻を背景に燃料費が値上がりするなど巡礼に参加する費用が高騰していると中東のメディアは伝えていて、ウクライナ情勢が巡礼に影を落とす形となっています。
費用高騰のため、巡礼を断念したという、UAE=アラブ首長国連邦に住む男性は「母親を連れて行こうと何年も貯金をしながら待って、ようやく参加が認められたのに、残念でなりません」と話していました。
G20外相会合 ラブロフ外相は途中退席 具体的成果出せず
インドネシアの
バリ島で8
日まで
開かれたG20の
外相会合には、
アメリカのブリンケン
国務長官やロシアのラブロフ
外相などが
対面で
出席しました。
また、ウクライナのクレバ
外相も
招待を
受けてオンラインで
出席しました。
全体での
議論では、ウクライナ
情勢を
背景にした
食料危機や
エネルギー価格の
高騰などについて
話し合われ、
日本の
ほか欧米各国が、ロシアによるウクライナ
侵攻を
相次いで
非難しました。
一方、日本の外務省幹部によりますと、ロシアのラブロフ外相は、最初の議論でみずからの発言を終えると途中で退席し、その後は代理が出席したということです。
記者団の取材に応じたラブロフ外相は「欧米各国はG20の任務を果たそうとしなかった。ロシアを『侵略者』などと非難するばかりだった」と述べ欧米各国を批判していて、会合を通して欧米各国とロシアの対立が一段と鮮明になりました。議長国インドネシアは、今後もG20を対立の解決を目指す場にしたいという姿勢を強調しましたが、G20として具体的な成果を出せず、課題が残る形となりました。
ロシア 東部完全掌握へ部隊再編か
ウクライナへの
侵攻を
続けるロシア
国防省は、8
日、
南部のミコライウ
州やオデーサ
州、
東部のドネツク
州やドニプロペトロウシク
州など各地をミサイルで
攻撃し、
弾薬庫や
兵器などを
破壊したと
発表しました。
またロシア
軍は、
東部ドネツク
州の
完全掌握に
軍事作戦の
重点を
移しています。
戦況を
分析するイギリス
国防省は8
日、「ロシア
軍の
最前線から
およそ8
キロ、
西にあるドネツク
州のシベルシク
方向に
軍の
装備を
集中させているようだ。
新たな
攻撃作戦に
乗り出す前に
部隊は
補充のため
一時的に
休止している
可能性がある」として、
本格的な
攻勢を
前に、
部隊の
再編を
行っていると
指摘しています。そのうえでロシア
軍は
今後、
州内のウクライナ
側の
重要拠点、スロビャンシクとクラマトルシクの
攻略に
向け、ロシア
側の
最前線との
間に
位置するシベルシクが
当面の
戦術的な
目標に
なる可能性があると
分析しています。
一方、イギリス国防省は、「南部ヘルソン州の南西部ではウクライナ軍が徐々に前進している」として、ウクライナ側が反撃する動きがみられると指摘していて、一進一退の攻防が続いています。
こうした中、ロシアのプーチン大統領は8日、クレムリンでエネルギー関係の会合を開き、「ロシアに対し、悪意のある国々が行った電撃的な経済制裁はもちろん失敗した」と述べ、強気の姿勢を示しました。また、「ヨーロッパ諸国は、ロシア産からの代替エネルギーを求めているが、価格の高騰につながるだろう。さらなる制裁は、世界のエネルギー市場により深刻で破滅的な結果をもたらすかもしれない」と述べ、欧米側を強くけん制しました。
米中外相 軍事侵攻開始以来 初めて対面で会談へ
アメリカのブリンケン
国務長官と
中国の
王毅外相は、G20=
主要20
か国の
外相会合が
開かれていたインドネシアの
バリ島で、9
日会談を
行います。2
人が
対面で
会談を
行うのは、ことし2
月、ロシアによるウクライナへの
軍事侵攻が
始まって
以降、
初めてです。
米中両政府によりますと、今回の会談では2国間関係について意見を交わす見通しで、アメリカ国務省高官は「両国の競争が対決に陥らないよう、ガードレールづくりをめぐって意見を交わす」と述べています。
また、ウクライナ情勢をめぐっても意見を交わすとみられ、アメリカ側は、中国がロシアに対し軍備面や制裁逃れにつながる支援を行わないよう改めてけん制するのに対し、中国側は、アメリカが主導する制裁について「世界経済に悪影響を及ぼす」として、反対の立場を重ねて示すものとみられます。
このほか、台湾についても、意見が交わされるものとみられます。
東日本と西日本 大気非常に不安定な状態 川の氾濫など十分注意
11日は関東で記録的な大雨となり、川の氾濫や浸水被害が相次ぎました。12日も東日本と西日本では大気の非常に不安定な状態が続き、特に東海では局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。低い土地や地下施設の浸水、川の増水・氾濫などに十分注意するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
N2
Nguồn: NHK
1669
Sep 12, 2025 07:09
長崎熊本で線状降水帯が発生島根鳥取でも発生の恐れ
秋雨前線などの影響で、九州や中国地方で雨雲が発達し、長崎県と熊本県では明け方に線状降水帯が発生し、猛烈な雨を観測しました。10日は北日本から西日本の広い範囲で激しい雨が降るおそれがあり、長崎県と熊本県ではこのあと数時間、島根県と鳥取県でもこれから夕方にかけて線状降水帯が発生し災害の危険度が急激に高まる可能性があり厳重な警戒が必要です。
N2
Nguồn: NHK
369
Sep 10, 2025 08:09
北~西日本の日本海側で大気不安定局地的に非常に激しい雨も
秋雨前線と低気圧の影響で、北日本から西日本の日本海側を中心に大気の状態が非常に不安定になり、北海道や東北で雨雲が発達しています。秋田県では猛烈な雨が降って「記録的短時間大雨情報」が発表されました。あすにかけて局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあり、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意が必要です。
N2
Nguồn: NHK
155
Sep 17, 2025 08:09
特殊詐欺 「JPドラゴン」メンバーか 6人が日本に移送され逮捕
フィリピンから日本人をねらった特殊詐欺を繰り返しているとされる犯罪グループ「JPドラゴン」のメンバーとみられる日本人6人が10日、日本に移送され、特殊詐欺事件の被害者からキャッシュカードを盗んだ疑いで警察に逮捕されました。
N2
Nguồn: NHK
45
Sep 10, 2025 17:09
北~西日本 局地的に非常に激しい雨 北海道は線状降水帯おそれ
前線などの影響で広い範囲で大気の状態が非常に不安定になっていて、局地的に激しい雨が降っています。北日本から西日本では14日にかけて局地的に非常に激しい雨が降り、特に北海道では13日夜以降、線状降水帯が発生して災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。土砂災害や川の氾濫などに警戒が必要です。
N2
Nguồn: NHK
1
Sep 13, 2025 11:09
東・西日本中心に厳しい残暑 猛暑日予想も 熱中症対策の徹底を
9日も東日本と西日本を中心に残暑が厳しく、35度以上の猛暑日となるところがある見込みで、引き続き、熱中症への対策を徹底してください。一方、停滞する前線の影響で大気の不安定な状態が続く見込みで、気象庁は、局地的に降る非常に激しい雨や落雷、竜巻などの激しい突風に注意を呼びかけています。
N2
Nguồn: NHK
1
Sep 9, 2025 06:09
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