北の太平洋で、さんまの漁が始まりました。北海道根室市の花咲港に18日、最初の船が戻ってきました。この船がとったさんまは260kgでした。去年最初に戻った船は3000kgだったので、去年の10%以下でした。
漁をした人は「まだ始まったばかりなので、これからたくさんとりたいです。今日のさんまは脂が少ないので、刺身で食べてほしいです」と話していました。
このあと市場でさんまの競りがありました。いちばん高いさんまは、1kgの値段が5万円になりました。去年の最初の競りと比べて5倍以上の値段になりました。
最近、さんまがあまりとれなくなっています。農林水産省によると、去年日本の船がとったさんまは全部で1万9500tでした。今まででいちばん少なくて、10年前の10%以下でした。