北朝鮮の
動向を
分析している
アメリカの
研究グループは、
最新の
衛星写真から
北朝鮮が
弾道ミサイルを
搭載できる新型の
潜水艦の
建造を
継続している
可能性があるという
分析結果を
明らかにしました。
アメリカの
研究グループ「38ノース」は12
日、
北朝鮮東部のシンポ(
新浦)に
ある海軍の
造船所の
衛星写真の
分析結果を
明らかにしました。
この造船所では、これまでの分析で3年前からSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを搭載できる新型の潜水艦の建造が始まったとみられています。
38ノースによりますと、先月23日に撮影された写真で確認された潜水艦の船体に使われるとみられる形の物体が今月5日にはなくなっていることから、現在も北朝鮮が潜水艦の建造を継続している可能性があるということです。
また、今月11日に撮影された写真からは、実験用の潜水艦の付近に水上に浮かべたクレーンの姿も確認できるとしています。
物別れに終わった2回目の米朝首脳会談以降、北朝鮮ではミサイル発射場が運用可能な状態にまで復旧される動きも確認されていて、米朝間の対話が停滞する中、北朝鮮がミサイル関連の開発を続けていることをうかがわせています。